ハマ茶

  • 2018年11月18日

我ながら困った性格である。

ワインを飲めばぶどうを植えたくなる。

器を見れば自分で作りたくなる。

ジャズを聴けば演奏したくなる。

刺身を見れば釣りたくなる。

 

流石に米やコーヒーは作ろうとは考えないのだが、お茶はどうだろうか?

思えば酸性土壌でも育つし、動物に食べられることもないだろう。

所詮葉っぱである。鉢でも育てられるようだ。

茶器は作ったが、茶を作ったことはない。

自分で育てが茶樹から葉を摘んで、茶にする。

 

もしかしてこれは田園の快楽というものか?

酒税法にも引っかからない。

確か抹茶は春先あたりから日差しを遮ればよいはずである。

抹茶は海外ではバカ売れである。

茶の海外展開の仕事も確かあった。

とすると、これはもはや仕事である。

オフィスに茶樹をおいても致し方ないだろう。

仕事なんだから。

とすると、来客があった時には、オフィスで育てた茶を出すことができる。

あまり美味しそうではないが。

 

内緒で鉢をこっそりおいておくことにしよう。

横浜で採れた茶だから、ハマ茶にするか。

いや馬車道だから、馬茶にするか。

いやベイスターズ茶はどうだろうか。

あまり美味しそうではないが。

 

なんて考えていたら、時差ボケで眠くなってきた。

茶でも飲もう。