sake

  • 2014年02月09日

16年ぶりの大雪

オフィスで仕事をしたかったが

一つの山を越えて疲れが溜まっていたので回復させる為に外出は控えた

 

寒いのは嫌いではない

寧ろ雪山の頂上に朝一番に登るのが大好きで

スノーボードに凝り出してもう何年にもなる

しかし仕事が忙しくてここ数年は数える程しか行けていない

 

雪には酒が良く似合う

やはり日本酒である というか日本酒が好きなのである

 

という訳で今日は日本酒讃歌である

 

何でもワインに合わせたがる人もいるが、無理して合わせないでも日本酒で楽しめばよいのにと思ってしまう

寧ろフランスの星レストランは日本酒に合うフレンチを提供している店が多いと聞く

和食の「さしすせそ」と合うワインは確かにある。しかしそれは限られているから、メインという概念がない和食と合わせるならばちょくちょくちょくちょく、ワインを変えなくてはならない

小鉢で沢山出された時には、何杯分のグラスをおけばよいのか?

酒で酔わずにグラスの多さに目が回る

どうしてもワイン一本で食べなくちゃならない時に迷ったら甲州種を冷やして飲めば良いと思う

外れは少ないからだ

 

日本酒というと何でも「辛口」という人がいるが個人的な好みだが辛口は好きではない

辛口は度が過ぎるといけない

店に依っては「ひや」と「冷酒」の区別もつけられない店員もいる

ひやおろしの意味を知らぬ飲み屋もある

 

最近流行りの古酒も苦手だ

樽酒や竹酒はイベントの時だけにして欲しい

 

通はぬる燗がいいという

ひやに数滴の水を垂らして飲んだりする人もいる

しかし私は単純に冷酒が好みだ

 

実は「刺身には日本酒」などという簡単な定石は当てはまらないと思う

日本酒にもマリアージュがある

 

赤身に合う日本酒はそれほど多くない

また、醤油の種類によって酒との相性はがらっと異なる

 

そばに日本酒は合わない

勘違いする人が多いが、酒に肴 その後に〆でそばの順である

一緒では具合が悪いのである

間違ってはならない

 

日本酒は温度の上昇で味が変化する

その変化を楽しむのも一興である

ワインにだけ言える事ではないのである

 

流行りものに飛びつく人がいる

十四代に始まり、醸し人九平次、而今、獺祭、飛露喜辺りだろうか

わざとらしい香り付けが施されている酒もあるが確かにおいしい酒もある

 

しかし何と言っても地酒でうまいものに出会った時は喜びが大きい

広島のほんしゅういち、隠岐島の隠岐誉、山口の貴、滋賀の七本鑓、などを飲んだ時は日本で育ってよかったと感じる

 

しかし土地で飲むからその土地のテロワールに合うのだという人もいる

新政、白瀑、一白水成のような新興勢力も抑えておかなくてはならない

 

ということでやはり今夜は日本酒を飲む事にする