大きさ

  • 2007年10月05日


弊社は小さい。中小企業と言っては中小企業の経営者に叱られる。立派な零細企業である。むしろ、小さくあることを望んでいる。大企業病に陥る事を避けるためである。組織は放っておくと肥大化するものである。これからも胸を張って小さい会社を維持する事を目指していきたいと思っている。その反面、こころざしと理念は大きく、そしてそれに向かって絶えず努力を惜しまずにいたい。当然のことながら、会社が小さい事による弊害はある。それは扱える仕事の範囲が小規模になりがちであること、すなわち大きなプロジェクトができないのである。また、小さな会社が発言してもその声は雑踏の中に消えてしまうことが多い。認めざるを得ない事実である。
当社は少数で運営している。それはこのような考えの他にも、もっとも基本的は事情がある。人件費を抑えたいのだ。したがってお金を積んで人をいっぱい雇うよな戦略は取れないのである。では、このような状況であってどのような戦略を立てるのか。
当社のように環境問題に取り組む団体で、決して陥ってはならないのは、理想だけが高くて、現実的な実行性に欠けることである。「実際どのようにして???」、そのHOWが明確でない所が多い。「温暖化と戦う」とてもきれいな言葉であるが、では温室効果ガスを排出している原因を正確に把握しているのだろうか?「敵」を知らずしてどのような対策が打てるのであろう。個人のライフスタイルに大きな負担をかけるやり方で本当にCO2を削減できるのであろうか。朝シャンをやめればそれで効果はあるのか?無駄な努力ではない。しかし家庭からのCO2の排出量は全体から見れば13%に過ぎない。個人の心掛け頼りの方策には限界がある。当社は設立にあたり、まずは向かい合わなくてはならない相手が誰かを明確にした。そして、その相手と戦うためのストラテジーをはっきりと立案することからスタートした。しかし、ストラテジーだけではとても勝てないのである。極めて優秀な戦力が必要である。当社は小さい企業を目指すと言った様に、多くの人は雇えない。しかしプロ中のプロとは手を組み、最強のチームを作る必要がある。
次はその内の一人についてお話しよう。