難解な詩

  • 2007年11月09日

漢字は形が意味をなす。だから詩においては難解であっても相応しい字を用いるのはわかる。しかし、日夏耿之介の詩は小生には難解すぎる。そもそも読めん。さすが象形文字の美学を提唱しているだけある。それでも幻想的な文面にはひきつけられる美しさもある。夜の詩。秋の夜長。音楽でも聴きながら大正時代の大詩人に想いを馳せる。
黒夜
(前略) 
 ああ わたくしは 時あつて
 かの落月の最終列の一線が
 興ざめて漂ふころを
 喘鳴に己が全身を悶えながら頭をもたげ
 いと小声で 他耳を懸念しながら
 いと微かに 「神よ」とよぶ




熊ころり

  • 2007年11月09日

地球温暖化の影響で北海道の米の質があがっている。その反面、新潟や東北地方の米どころの質が厳しくなってきているらしい。勿論場所によっても差はあるし、品種改良の成果もあるだろう。北海道は米の生産量は前から多かったが、質の面で劣るというのが通説であった。
これからは北海道が米どころと呼ばれるのだろうか。札幌に日帰りで行ってきた。
最近北海道に行く機会が多い。米といえば酒。地方出張の機会があると、地酒をいただくことが多い。北海道といえば男山が有名だが、一夜雫や国士無双、福司などなど、一流の酒が多い。小生の好みは純米酒である。特に山田錦を使った酒が好きである。大吟醸はどうも香りが強すぎて余り飲めない。基本的に醸造酒は飲まないのだが、今回は一度飲んでみてくれと言われて、北海熊ころりという小樽の酒を飲んでみた。辛い。でもすっきりした飲み心地。悪くない。