コンビニで弁当と排出権を買う。。。。ブエノスアイレス午前零時

  • 2008年04月16日

行ったこともないのに何故か特別に惹かれる町。ブエノスアイレス。いつか行ってみたい。
疲れ果てて帰宅するとテレビも観たくない。心休まる音楽を一曲だけ聞いて泥のような眠りにつく。最近はJazzかタンゴ。特にブエノスアイレスの冬とブエノスアイレス午前零時がお気に入りである。一足先にブエノスアイレスを旅した敬愛する兄によるととても大人の街らしい。
今日は朝から提案書づくり。有難いことに常に数多くの案件を抱えている状態である。会社としては嬉しいことなのだろうが、スタッフも私も相当ストレッチしている状態である。
電話が鳴る。気がつくとオフィスには誰もいない。またお仕事をいただく。有難いことです。3時に弁当を買う。3時半に電車に乗って渋谷へ。これでも飯を食べれただけスタッフよりはましだと思うことにした。カーボンオフセット・フォーラムのキックオフミーティングに参加する。大勢集まっているが知っている顔が多い。まだまだ日本においてのカーボンオフセットは黎明期なのだろう。
しかし、弊社がもともと主張していたように、カーボンオフセットは3Rを実践した上でも排出してしまったものに関してオフセットする、カーボンオフセットは免罪符ではない、カーボンオフセットは一ツールに過ぎない、時代はカーボンマイナスに向かっている、という風潮に変わってきたような実感を持てた。
弊社はCERといった排出権も取り扱っているが、自社で植林もするVERも取り扱っている会社である。そして排出量の測定、削減のプランニング、CDM申請のお手伝いなど幅広いコンサルティング業務を行っているユニークな会社である。最近は特に植林の持続性に関しての質問を多くいただいている。
植林によるカーボンオフセットについては様々な議論がある。そのひとつが「永続性」である。確かに不確実性を伴う部分はあるし万能のツールではないであろう。
しかし、排出権も万能のツールではない。同じように永続性については不確実性を伴う。
国連が認めたから安全だという風潮からは脱却しなくてはならない時期がきたのだろう。両者のいい所と足りないところを正確に認識したうえで取り組むことが必要なのだと思う。
多くの人々が温暖化防止についてまっさきに浮かぶのは木を植えることではないだろうか?
CERだけが温暖化防止に貢献するわけではない。
きちんと維持管理して、伐採後の処理まできちんと見届ければ間違いなく植林は有効である。
不確実性や測定が難しいからこそREDDも含めてテクノロジーによる正確な測定が求められるのではないだろうか?おっと、午前零時を超えてしまった。おやすみなさい。