full moon

  • 2008年07月18日

横浜の海に満月が映っています。
裸の体を夜風にさらし、通り過ぎる船を見下ろします。別にそんな趣味があるわけではありません。実は温泉に来ているのです。
金曜日の夜。ちょっと疲れが溜まりました。たまにはリラックスしたくなります。
ここ万葉倶楽部は湯河原と熱海から毎日本物の温泉を運んできています。露天風呂からは横浜を見渡せます。気持のいい空間です。

数か月前のことです。ここではない別の温泉施設から排出される温室効果ガスの測定を行いました。
担当者が出してきた数字をみて驚きました。これはどこかに計算ミスがあるのではないかと再計算しましたが同じ答えに達しました。そうなのです。排出量が多いのです。
カーボンフリーコンサルティングでは工場の排出量測定が多いのですが、その数字はちょっとした工場並みの排出量でした。
大概の温泉施設ではボイラーを使って加温しています。そして循環装置を用いているところが多いのです。稼働時間も長く、大量のお湯を循環させているので相当の燃料を消費しています。
お湯ならぬ水を差すようで、折角気持よくお湯に使っていたのに何となく考えてしまいました。
遠い温泉まで行けない時には都市型の温泉施設に行くのはささやかな寛ぎのひと時です。しかし環境負荷を考えると???
環境ビジネスをしているとそういった側面から物事を眺めてしまう癖がついてしまいます。
うーん。もう一回お湯につかってから考えましょう。