間伐作業

  • 2008年10月19日

土曜日は山梨県の道志村に間伐作業に出かけました。
山に囲まれている道志村には横浜市の水源があり、山の荒廃を防ぐ為には間伐が必要なのです。
間伐はとても大切な作業ですが、正直言って重労働ですし、危険を伴います。間伐についてはインターンの上地さんのBLOGにも書かれておりますのでこちらもご覧ください。
http://ameblo.jp/carbonfree-intern/

普段は工場での測定が多いのでヘルメットはよく被っているのですが、山でもヘルメットは必需です。
これだけヘルメットをかぶる機会が多ければそろそろカーボンフリーコンサルティング特製のヘルメットを会社で用意する必要がありそうです。カッコいいデザインにしたいと思います。

一本梯子でできるだけ枝を切ってから幹を切ります。そうしないと隣の木に引っ掛かって倒れないことがあるそうです。チェーンソーも使いますが、切り方には熟練の技が必要です。特別な道具を色々と用います。人力では難しい材を引っ張るにはチルホールが必要です。木を引きずるには鳶口が必要です。
たくさんの労力をかけて切り落とした丸太でどれだけの木材がとれるのでしょうか?
家具売り場で並んでいる木製のテーブルや椅子の価格を考えると、とてもこの労力に見合うだけの対価が得られているとは考えづらいのが現実です。
国内林業にきちんとお金が回る経済システムの構築のためには、カーボンオフセットはその一助になるかもしれません。しかしそれだけでは足りません。どんなビジネスアイデアがあるのでしょうか?何か起爆になるものが必要なのだという考えがさらに深まりました。
間伐はボランティアとして参加するにはとても気持ちのいい作業です。心地の良い疲労感と筋肉痛が残ります。スポーツもよいですが、たまには間伐作業に出かけるのはいかがですか?とてもすがすがしい気持ちになります。