貧困と環境

  • 2008年12月12日


貧困地区において求められるものは何であろうか?まずは食料です。そして薬です。
村人にとっては日々の生活の糧を得ることが最もプライオリティが高いのです。
環境についてはずっとプライオリティは低いのです。
京都メカニズムにおいては途上国の権利を先進国が買うことになります。
途上国にもいろいろありますが、私は国や地域を選び住民にとって最も必要とされる事にお金が渡るようなメカニズムにこだわっています。
国境なき医師団で学ばせていただいたことが実践では役に立ちます。
今日訪れた村々には化石燃料を使わないことへの対価と木を伐採しないことへの対価を渡すことにしました。
灯がないと生活がままなりません。
しかし灯がない生活をしている人が世の中にはとても多いのです。
たとえ近くに電気が通っていてもお金がないので電気を利用できないのです。
職がないと人間としての尊厳が失われます。学校がないと集落の灯が消えます。
循環型システムを構築するための現場は実はとても地道な作業と大勢の人の助けによって組み立て上げるものなのです。
今年はどれだけ多くの方々を雇用することができたでしょうか。
フィールドだけではなくて、私が経営に携わっている日本の企業の方々も含めると200名近いと思います。
働くことの喜びが人々に表れています。
ティモールより