WFP FOOD FOR CARBON FREE PLAN

  • 2009年03月22日


国連のクパン代表からの挨拶そしてカーボンフリーコンサルティングを代表して私が挨拶させていただきました。

関係した多くの人々への御礼の言葉を述べさせていただいた後に短いですがお話しをさせていただきました。
This project will support 340 families, almost 1700 villagers for many years.
If you work hard, you get more cashew nuts and Jatropha seeds.
You are able to sell those. Some of your son/daughter will have opportunity of high level education. Please tell them to support for the next generation to create sustainable life here. All of your effort will make your life better.
I am very glad to give you this opportunity.
そして私の祖父について簡単に触れました。
He is called as the father of the movie in Indonesia.
He loved movie and he loved Indonesia.
As the grandson, it is very delight to support Indonesian people.
Once again, thank you very much for all.
あまりemotionalな言葉遣いは好きではありません。そして英語からインドネシア語への翻訳が入るため簡単な英語しか使えません。それでも真意が伝わったのでしょう。大きな拍手をいただきました。
映画監督だった祖父は戦後インドネシアに渡りこの地で映画の父とよばれ亡くなりました。この大地も空もきっと英太郎が見た自然なのだなと思うと感慨深いものがありました。1700人。この数字の重さは大きいです。しかし環境難民の数は来年には5000万人に増加すると言われています。2006年の2倍です。
数ヶ月前までは長い間荒廃した土地でした。
京都議定書に則るとこのような長期間放置され土壌劣化が見られる土地しか選択できませんでした。逆に言うとその地で生活する人々は常に貧しく食べ物に事欠きます。
貧困の連鎖。
この連鎖を断ち切るためにはsupportが必要なのです。
村人には同時にmicro financeが実施されています。
既にジャトロファについては前にも触れさせていただきました。
ヤトロファともよばれています。
当社はアフリカではルワンダでの試験林に協力させていただいております。
またフィリピンにおけるジャトロファ植林のお手伝いもさせていただいております。
ジャトロファ燃料を用いたCDM化のコンサルティングや講演も数回実施させていただきました。

今回村人340家族全てに配給するのはジャトロファのクッキングストーブです。一本のジャトロファの木から収穫できるのは最低でも250gほどの種です。
この量で1時間程クッキングストーブを利用することができます。
凄い火力です。あっという間にお湯が沸きます。

これで薪を確保するために森林を伐採したり、母親が食事の為に重い薪を運び長時間に渡る家事から解放されることになります。そして化石燃料を使用しないのです。
実は毎年なります。ジャトロファ/ヤトロファの素晴らしいところは大変な荒れ地でも平気で育ってしまう程の生命力です。
食糧になる穀物との弊害がありません。そして現地では昔から自生していたため生態系の破壊にも繋がりません。

日本にもジャトロファストーブをサンプルとして持って帰ることにしました。
世界には調理器具が無い家庭がどれほど多いのでしょうか?
灯りがともる事の無い家庭がどれほどあるのでしょうか?
次にはジャトロファランプも提供したいものです。

WFP FOOD FOR CARBON FREE PLANは関係者の思いから実現しましたが小さな一歩にすぎません。
環境問題解決のためのきっかけになれば望外の想いです。
次はどの地で実施しましょうか?
私にはできない理由を探す事の方が困難です。