現実と世界観

  • 2009年12月05日

土曜日は学生200名程集まる中プレゼンテーションをさせていただきました。
将来は起業家を目指している方々が大勢集まりました。
社会起業家という生き方、コンサルティング、環境活動といったものは分かりやすいため学生にはとても受けが良いようです。しかし私は社会起業家万歳、環境ビジネス最高、コンサルティングカッコイイという最近の世の風潮に否定的な考えを持っています。毎年数万の組織が立ち上がりますがその内5年存続するのは僅か15%に過ぎません。利益を追求するのみで済む企業ですらこの存続率であれば、厳しい世界であるかは如実に物語っているのでしょう。
ましてや社会的意義は解りやすいですが収益モデルは非常に解りにくいのです。
経験、人脈、資金のいずれも欠ける若者が踏み出すリスクをきちんと伝えないで煽るのは無責任だと思います。
大人は夢を語るのは良いですが現実の厳しさも併せて伝える必要もあるのでしょう。
いずれにせよまた様々な優秀であり個性豊かな人々と出会いました。当社のインターンになれるのはほんの僅かですが是非トライしてみてください。
一歩踏み出さなくては見えない世界があると思います。
そしてそれは厳しい現実だけでなく、広い世界観であるかも知れません。