76 ムートンルートシルトと耽る夜

  • 2009年12月17日

石垣島から帰ってきました。
我が社の忘年会です。
忘年会が開かれると聞きつけた方から嬉しい差し入れをいただきました。
76年のCheteau Mouton-Rothschild
御礼申し上げます。

何事にも沈着冷静な池田取締役のコルクを抜く手が震えているようです。
ところで珈琲カップで飲んでよいのでしょうか?
至福の味。
30年以上も経って円熟されています。

その後開かれた忘年会では歴代のインターンも参加してくれました。
とにかく話題が多く実に様々な事を話します。
全く気さくな話題ばかりです。
いつも目を吊り上げながら働いているスタッフ達にとって少しばかりの息抜きなのです。
雑談の中から産まれてくるアイデアもあります。
私は議論の為に議論を重ねる事は好きではありません。
単に時間を浪費しているだけだからです。
また口先だけで行動を伴っていない事は好きではありません。
今まで多くの同業者やフリーのコンサルタントに会ってきました。
彼らの多くが優秀な方々でした。
しかし残念ながらその多くが仲介屋に留まっていました。
いわゆるinformation brokerです。
何故でしょうか?
これは業界の人々が陥る罠だと思っています。
人や物を繋ぐだけでは化学反応は起こりません。
どんなに辛く厳しくても理念を忘れず自ら考え活動することを続ける事。
色々な考えがあるでしょうが私にはこれだけは捨てられない事なのです。
効率も悪いこともあります。
試行錯誤しながら進まなければならないからです。
決して一人ではできる事ではありません。
皆と食事をしながらそんな感慨に耽ておりました。
スタッフの皆さんと応援してくださるステークホルダーの皆様全てに感謝です。