松山

  • 2010年05月14日

今日は松山に出張です。
上空からは富士山の山頂がはっきりと見えました。中々観る事のできないランドスケープですね。

愛媛 松山名物は鯛飯です。
各地方によって様々な鯛飯がありますが松山では鯛釜飯が有名です。坂の上の雲、そして坂本龍馬で四国は最近更に脚光を浴びていますね。
本日の講演会にも50名程ご参加いただきました。誠にありがとうございます。

そのなかでいただいたご質問で芝を植える事は何かの役に立つのか?というものがありました。国内クレジットなどについて様々なお話をさせていただいた後だったのですが、素朴でそして本質を突いた質問だと思いました。
二酸化炭素だけで環境問題を語るのは大変危険だと思います。生態系、生物多様性についてどのような影響があるのかを考察する必要があります。芝や単年草の二酸化炭素吸収量は僅かです。処理の仕方によってはゼロかマイナスになってしまいます。そんな事よりも芝が作り出す生態系の豊かさを考えた方が良いと思います。数日前に生物多様性の第一人者とお話をさせていただきました。
バッタ、コオロギ、キリギリスの違いを説明してくださった事を思い出しました。環境問題は温暖化という切り口が注目を浴びていますがそれだけで片がつく問題ではありません。
地球温暖化の何が問題なのかというと現生態系に対する影響であり、地球を守ろうというものではピントがずれてしまいます。
地球は痛くも痒くもないのです。複雑に絡み合った環境と言う問題に対して実行力のある活動を更に続けていきたいと思います。