京都議定書

  • 2011年04月27日

2009年の確定値が公表されました。前年比−5.6%。基準年比較―4.1%。
森林吸収源および京都メカニズムで調達予定の物を合算すると−6%は達成できそうです。
今後原発使用効率の低下による排出係数の上昇と震災後の経済活動の低迷の綱引きで数値が変わってくると予測されますが目標値達成の可能性は更に高くなりました。京都議定書は効率化ではなく、総量でしか見られませんので、単に経済活動の低迷だけでも達成できてしまう仕組みなのであくまでも「第一歩」として考えるべきだと思います。そもそも地球全体では40%以上も排出量は増えています。途上国における経済発展を支える為に石炭発電等が急上昇した事等が要因です。先進国の努力だけでは温暖化防止はできません。しかし第一歩すらまともに踏み込めないのであれば今後の環境対策は形骸無形になってしまうでしょう。
一層頑張らないとならないですね。