パブロ・ネルーダが夢見た2000年

  • 2011年06月22日

与えてくれ 戦いを 鋼 火山を
磁石のようにわたしに躯を寄せろ
わたしの血管と口に来い
わたしの言葉と血を通して
さあ話すのだ
パブロ・ネルーダというと眉をひそめる向きが強いが、マチュピチュの頂に関しては傑作と言われています。やはりチェ・ゲバラが兵士たちにネルーダの詩を読んで聞かせていたというので左翼思想家のレッテルが強く貼られてしまったのでしょう。
重厚さと繊細さ。歴史と自然。
たまにはこういった詩も悪くないですね。

再エネ法案

  • 2011年06月22日

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案
略して「再エネ法案」
是非を問う前に原案は目を通しておいた方が宜しいと思います。
http://www.meti.go.jp/press/20110311003/20110311003.html
この法案を作った方はとても聡明な方だと思います。
現状では課題は沢山あると言われています。
決してこの「再エネ法」はバラ色ばかりの法案ではありません。
例えば買い取り期間や価格は大臣のみが決定する。
非効率な発電を行っても電力会社へ全量買い取り命令を出せる。
発電源毎の費用対効果を開示する義務はない。
などが言われています。
また風力や地熱に比べて費用対効果が劣るかもしれないソーラー主導の本案との批判が出てきています。
しかし本法案を可決することによるメリットも大きいと思います。
事業の活性化による技術促進、発電費用の軽減などです。
これが加速すれば原子力エネルギーの軽減に繋がる可能性は高いはずです。
まずは一歩踏み出す事の意義も大きいと思います。
何かがきっかけにならない限り割高なクリーンエネルギー開発は進まないからです。
しかしながら現状では復興財源の確保と原発問題の解決が一番の課題のはずだと思うのは私だけでしょうか?
いずれにせよ課題は修正する必要もあるし、タイミングも今かどうかは分かりませんが本法案の意義は大きいと感じています。
クリーンエネルギーは今後日本のみならず世界的にも大きな商機でもあります。