再生エネルギー特別措置法

  • 2011年08月27日

「太陽光発電」などによる電力の買い取りを電力会社に義務づける再生エネルギー特別措置法が参院本会議で可決成立しました。
課題であった価格の不透明さの克服、電気消費量が多い産業への負担軽減、東日本大震災被災地での賦課金猶予などが盛り込まれました。
当初案が提出されたときには随分と揶揄される声が聞こえました。
法案名の美しさの反面、内容を吟味すればするほど能天気に賛成できる内容ではありませんでした。
環境問題とは、「自然エネルギー促進を願う正義の味方とそれを阻む産業界との対決」などという幼稚な絵を描ける様なものではありませんし、闇雲に仮想敵など作ってはいけないのだと思います。
そこに絶対悪など存在しないのです。
随分と修正されてこれで一応の決着です。
単純に電気使用料が高くなりますので家計負担が多くなります。
産業界も価格転嫁する事になるので景気への悪影響と物価上昇に繋がる可能性はあります。
メリットとしては自然エネルギー活用への資金が確保できるので促進されるとともに雇用を生み出す可能性も高くなります。
何はともあれ課題は多いと思いますが新しい一歩を踏み出す事が決まりました。
経済の活性化と環境対策の両立。ブルーエコノミーに繋がるように応援したいと思います。