植林ポートフォリオ

  • 2008年02月16日

環境省が2月7日に発表した「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」において豪州のオフセット用クレジットに関して森林プロジェクト(新規植林・再植林、森林保全、森林減少の抑制)から生成されるものの記述があった。
(引用はじめ)森林プロジェクトについては永続性を考慮することを求められており、オーストラリア温室効果ガス対策局(以下「AGO」という)は森林プロジェクトからのクレジットには、非永続性に備えて何らかの方法で保険を設けることを推奨している。こうした背景から、森林プロジェクトを実施する場合は、複数のプロジェクトをポートフォリオ形式で管理することにより、リスク回避を行う等の対策が実施されている。(引用終わり)
当社の考え方も基本的に同じである。地域も樹木種類も複数分散して取り組んでいる。植林地域が限定されていたり、樹木の種類が単一だったりすると天災等の被害を受けた場合には取り返しが困難になってしまう。植林によるカーボンオフセットは間違いなく有用である。しかし、木が成長するには長い年月が必要だからこそ、リスク管理・リスク分散は必要であろう。

CO2固定化に植林は効果的です。