アルゴア氏の講演

  • 2008年11月19日

今日はアルゴア氏の講演にご招待いただきました。
私はとても感動しました。
直接お会いできたのも光栄ですが何よりも話の内容が素晴らしかったのです。
Changing course… Making difference
科学者の中には地球温暖化とCO2増加の関係を否定する人はいません。発表された千件近い論文の中にも否定的なものは一件もありません。しかし米国のマスメディアでは多くの記事が懐疑的な見方をしているそうです。とても悲しいことだと思います。
地球温暖化のメカニズムはそんなに複雑ではありません。猛烈な勢いで溶けている北極圏の氷は地球の冷却装置だったのにこのスピードでは90%以上が氷で跳ね返してた赤外線が吸収されさらに加速度的に温暖化が進んでしまう恐れがあります。
今後は農作物が大幅にとれなくなり、洪水や干ばつにより環境難民が増加の一途をたどることになるかもしれません。
アルゴア氏は悲観的な事実を述べるだけでなく、世界が協力したおかげでフロンガス削減・オゾンホールの大幅減少につながった例などを話してくださいました。
今年はパチャウリさんのお話も直に聞けまたし、今日はアルゴアさんにもお会いできてとてもうれしく思います。
私はカーボンフリーコンサルティングを立ち上げてよかったと感じています。
来週も再来週も3回程講演会を開かせていただくことになっています。
環境問題に関する意識が少しでも高まり、行動を起こしてくださる方が一人でも増えていってほしいと思います。微力ながら頑張っていきたいと思います。
私のBLOGにも掲載させていただいている、長谷川章さんが自作のオブジェをアルゴアさんに手渡しされていました。木は炭素を固定化します。しかし植えるだけでは意味がありません。きちんとした出口まで見届けることが大切です。このようなオブジェが世界中に広がることは決して無意味なことではありません。

あきらめることはありません。温暖化を止める方法は幾つもあります。
まだ間に合います。