Power To The People

  • 2009年03月14日

昨日は横浜を代表する社会起業家であり先輩社長のユナイテッドピープルの関根さんと講演をご一緒させていただきました。
テーマは「環境問題と人道支援」。壮大なテーマです。 実は密接な関係があります。 2006年では2500万人だった環境難民が2010年には5000万人になると言われています。1億人突破も確実視されています。 温暖化により気候が変動し、大雨や逆に旱魃がおこります。食糧が不足すると紛争に繋がる場合が多いのです。
国際法上では他国へ逃げなければ難民扱いされません。生活が困窮している事に変わりがないのに法律の壁は高いのが現実です。
先日ご報告させていただいたWFP (国連世界食糧計画)との共同事業は、次世代型のカーボンオフセットのための新たなチャレンジだと位置づけています。
排出権申請のためのコンサルティング業務を行なっている当社だからこそ真に求められる仕組みを構築したいと考えています。
http://www.wfp.or.jp/
http://www.carbonfree.co.jp/app/topics/index.php?id=160
関根社長は環境だけでなく人道支援だけでなく社会システムを見直す活動を幅広く展開されています。
価値観を変え、所有欲からの脱却を図り、自立自活型経済の構築の必要を説かれました。
私の腹にはすっと落ちました。
『いつも文句ばかり言っているやつがいる。
人の粗ばかり探すやつがいる。
小さな事を大きく言うやつがいる。
私は中身の無いやつとは付き合わない事にしている。
世の中はやらなくてはならない事に溢れているから時間が惜しいのだ』
大学院に通っている時に聞いた指導教授の言葉です。
私のような若輩には中身がある人か否かの判断を付けられる程の目がありません。
それでも頑張っている方とは親交をもち応援していきたいと思います。
年齢も性別も国籍も関係ありません。

先日も色々な方とお会いさせていただきました。
Greenz/Biopio代表の松原さんの行動力にはとても触発されています。
http://greenz.jp/
世界は不公平と矛盾に溢れています。
メディアを通して世の中の様々な出来事を独自の視点でとらえ、理想の社会構築のためのムーブメントを興そうとしています。時に青臭くそして無力で何ともならない事もあるでしょう。彼らの活動がさらに実を結ぶ日がくればいいなと思います。

カーボンフリーグループはどの会社も現場主義をとっています。
活動は多岐にわたります。WFPのような国際機関との仕事もひとつですが、森ビル、オルト環境研究所との共同事業も開始いたしました。
ビルの上に養蜂します。そうです。3万匹のミツバチです。
半径3−4km飛び花の蜜を集めるミツバチ。人々の都市の緑化に対する意識改革と子供たちへの環境教育が目的です。何より季節ごとに花が変わる事により季節ごとの味がある蜂蜜を舐めたいスタッフの熱い思いがこのプロジェクトを実施させたのでしょう。
クリエイティブシティの助成をしてくださった横浜市の方々にも御礼申し上げます。
http://www.hbb-admc.com/jissi/index.html
http://ameblo.jp/carbonfree/
I now walk into the wild.
来週は西ティモールに再び行きます。ジャカルタからは丸一日以上かけて飛行機を乗り継ぎ、UNの車で4時間程のドライブの果てにある土地でMOU締結のセレモニーに出席いたします。
一人でも多くの人々の生活を恒常的に支えたい。
微力ながら今後もプロジェクト成功のために貢献していきたいと考えています。