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  • 2009年04月30日

私は若手スタッフが入社すると足の先から爪の先まで気を配るように伝えています。
それこそ靴が汚れていたらすぐに磨くように、指の爪が長かったら切るように言います。
ズボンにプレスが掛かっていなかったら着替えるように言いますし、箸の上げ下げのスピードから食べる早さまで指摘します。
話題の運び方から声のトーン、言葉遣いまで注意します。
神経質に聞こえるかもしれませんが殆どの方には一度注意するだけで済みます。
私は決して口やかましい方ではありません。

身嗜みや振る舞い方は、高いか安いかの問題ではなく気配りの問題です。
いつの間にかメールや携帯電話などで人と接しなくても仕事ができてしまうような気になってしまいがちです。
しかし特に環境ビジネスはバーチャルな世界で仕事をしているのではないのです。
身嗜みとは相手の事を軽んじてはいないのですという最低限の意思表示です。
営業の最も基本的な事を教えない上司が増えてしまったのでしょうか?
大会社の一流社員ですら営業のイロハすら何も知らないことがあります。
常識を知った上で自分の営業スタイルを確立するのは良い事だと思います。
印象づける為の様々な工夫は欠かせない物です。
人と違う髪型でも服装でも構いません。
夜討ち朝駆け営業でも風雨営業でも構いません。
しかし基本を知らなければただの非常識です。
世の中のハウツーものには大きな過ちがあります。
プレゼンの巧さが営業と勘違いされがちです。
企画書の作り方や人脈の広さが営業の全てだと思われがちです。
売れる営業が全てだと思いがちです。
いずれも間違いです。
そしてただ儲かれば良いだろうという考えは会社のブランディングを壊しかねない危険な営業スタイルです。
管理職の方が読まれていたら是非基本的なノウハウを伝授してみてください。
それこそお会計のタイミングやタクシーの乗り降りでも構いません。
当たり前だと思っている事が実は抜け落ちていることがあります。
若手のスタッフは教えてもらえないから知らないだけなのです。
そこには悪意もなにもないのです。
むしろ教えなかった管理職の責任なのです。