墓前

  • 2009年12月28日

この1年間で3回目の墓参りです。
インドネシア映画の父と呼ばれた祖父の安眠している墓地がジャカルタにあります。
墓参りするたびに不思議なことがあります。今年40年ぶりに祖父の作品が見つかり東京国際映画祭で上演されました。

墓で暮らしている人々がいます。寝起きを墓地でしているのです。
彼らに墓を綺麗にしてもらいます。
最近では私の顔を覚えていて墓地に到着するなり案内人が数名つきます。
越境の人。
三つの名前を持つ男。
激動の時代は熱い生き方をした人を作り出しますね。
墓地に花びらを沢山かけて生花を飾りました。
ポケットに入っている金を残らず彼らに渡しました。
ちょっと多かったのでしょう。
金は無くなりましたがふと気持ちが楽になりました。