スコープ3の影響について

  • 2011年08月23日

サプライチェーンが排出量計算が求められるような時代が到来するのも間近になってきました。
スコープ3とは、WRI / WBCSDによる世界的に用いられている排出量測定基準である「GHGプロトコル」の新しいイニシアティブとしての【スコープ3 スタンダード】
日本においてもカーボンフットプリントが話題になりましたが、製品の数が極めて限られているのが現状です。
それは単純な製造工程のものでなければ二酸化炭素排出量が求められないからです。
例えばコンピューター一台を全量調達から排気するまでに排出されるCO2を求めてみましょう。。。。。
コンピューターの中には実に様々な部品が組み込まれています。
例えば中に入っている中国製のネジ一個から排出されるCO2を求められますか?
これは大変な作業とサプライチェーンの協力がなければ成り立つ事ができません。
逆に考えてみましょう。
輸出産業が中心である日本企業が海外の取引先からGHGプロトコルに基づいて排出量を計算してください。と言われる時代がくると思われます。
国内だけで完結する話では無くなってきています。
日本においても改正省エネ法にある特定荷主に関する制度はあるいみスコープ3の範疇にあたりと言えます。
スコープ3には従業員の通勤も含まれるし、出張、リース資産、フランチャイズ、そして廃棄処分までが範疇です。
CO2管理ができるとCO2削減にも繋がります。CO2削減は設備投資を伴う場合もありますが工夫により金銭的な節約にも繋がります。
カーボンフリーコンサルティングは、CO2測定を創業以来実施してきました。
数々の実績があります。
ご家庭から大規模工場、様々なイベントなどの測定を実施してきました。
ご活用ください。
やはりお問い合わせが沢山ありますので、近いうちにスコープ3についての講演会を行ないますね。