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2016/02/01(月)

 電力自由化により、誰もが自分の購入する電力を選択できるようになります。 新電力(特定規模電気事業者 Power Producer and Supplier: PPSの略)と呼ばれる事業者はすでに登録数では800社を超えるまでに増加しています。

(2015年12月時点)

 今後様々な新電力が独自の需給システムにより電力提供を行います。
新電力といっても様々な事業者がいます。 日中は太陽光発電で調達し、夜間は一般電気事業者や卸電力取引所(JEPX)から調達するような新電力があります。 太陽光発電に偏らず、廃棄物発電やバイオマス発電などの組み合わせ(電源構成)を行う新電力があります。また、自らは殆ど発電せずに発電施設や市場から購入して転売するだけの新電力があります。 割引ポイント制度や携帯電話との連携などのセット販売も進みます。 
 電力自由化とは、電気代金の引き下げに大きく寄与する可能性を秘めています。 
しかし、安いだけで良いのでしょうか?電気に求められるのは安定性です。 
 
 新電力を導入したからといって停電が増えることはありません。また、新電力が倒産したからといって電気が止まることもありません。しかし、新たに別の発電事業者と契約しなくてはなりません。その間の数ヶ月は割高な料金を支払わなくてはならない可能性があります。法人にとっては、収支に影響が出てしまう可能性があります。  
 電力を購入先の選択をするだけで、「環境へ貢献している」というイメージ戦略への活用が考えられます。例えば、「再生可能エネルギーのみを使用する」ことと「電気代削減」の両立が可能になります。クリーンなエネルギーを使用することと費用軽減の実現は、新電力を選択することによって可能になります。 また、今後は様々な電力販売メニューが出てきます。 その中でベストな選択を自らが行うことは大変な労力が必要です。 
 でんきの市場は、ベストな選択を行うために生まれました。