小野川温泉の老舗旅館、登府屋旅館(山形県米沢市、遠藤章作社長)は温泉の排湯を熱源として有効利用した冷暖房・給湯システムを導入します。カーボンフリーコンサルティングと組んで国内クレジット制度も利用予定です。
今回導入するシステムは、男女の大浴場より24時間あふれ出ている温泉を地下排湯槽にいったん溜めておき、その熱エネルギーをヒートポンプシステムにより回収し、給湯や冷暖房に活用するというものです。年間約2万9000リットルの灯油を使っていたボイラーは完全に撤去し、二酸化炭素排出量を年間60トン前後削減します。
(NIKKEI NETにも掲載されました。)