Press Release

 


2008/11/04(火)

「ヤトロファ」が

    バイオ燃料ビジネスを切り開く

~世界へ拡がる活用動向とCDM化の方法

日 時   200811月26日(水)午後1時~5時
会 場    虎ノ門パストラル 東京都港区虎ノ門4-1-1

【講演の目的】

 一時は150ドルを超える高騰となった原油価格。世界経済の原則で価格が70ドル前後まで下落したとはいえ、今後の不安定要素は大きい。これに対し、バイオ燃料が注目されているが、食料を燃料にするということに対しては批判も大きい。そうした中、注目されているのが、食用にならず、荒れた土地でも栽培できる植物ヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)である。途上国でヤトロファを栽培することで、途上国に新たな産業を根付かせるとともに、CO2削減や環境保全・回復も可能となってくる。ヤトロファを中心とした新しいバイオ燃料ビジネスについて、解説する。
                             企画協力;分散型発電新聞

1.ヤトロファによる「みどりの油田」事業    
13001415

海外(中国貴州省)で、現在130万本(約1000ha)のバイオ燃料の原料となるヤトロファ植林の実績をもつBDF業界における日本の最有力企業が、運送業の例をとって今、問題になっている燃料コストとCO削減
について語る。


 1.会社概要及び事業内容について
 2 ヤトロファについて(何故ヤトロファなのか)
 3.中国プランテーションの現状

 4.日本におけるヤトロファの試験栽培地

 5.再生可能な緑の油田事業

 6.燃料コスト・COの削減計画(運送業の例)

 7.質疑応答
                バイオ・アグリ() 代表取締役社長 梶浦 唯乗 


2.バイオ油を利用したデイーゼルエンジンの技術動向と活用事情 
14201535


日本では、植物油ではバイオエタノール、バイオデイーゼル油(BDF)の話題が、輸送分
野を対象に主流となっているが、世界の発電分野は少し違った展開がある。

欧州でのバイオ油デイーゼル技術動向、最近の700MW以上にも及ぶバイオ油発電設備、世界初・最大のヤトロファ・クルード油炊きトリジェネ発電設備の事例をLCAや採算性の観点も踏まえて紹介する。

1.各種デイーゼルエンジンと対応する燃料油

2.BDFとクルードバイオ油の比較

3.欧州における発電用バイオ油デーゼルエンジンの技術動向

4.バイオ油デイーゼルエンジンの技術的問題点

5.ヤトロファ・クルード油による世界初・最大のデイーゼル・トリジェネプラント
6.農業用、自動車用デイーゼルでの研究、適用例

7.質疑応答

 ()新青葉E&Eパートナーズ 代表取締役

(元・日立造船技師長、現エネサーブ技術顧問) 伊藤 敏哉 

3.
カーボンオフセットとバイオ燃料のCDM化
15451700

昨今流行りのカーボンオフセットについての正しい知識と啓発。また、ヤトロファのプランテーションから
油を生産し、再生可能エネルギーとして利用するCDMの可能性調査にもとづき、バイオ燃料のCDM化の方法論と必要条件を探る。

1.カーボンオフセットについての正しい知識と啓発

2.バイオ燃料のCDM化

 3.方法論の選定について

 4.CDM化に必要なデータについて

 5.CDMプロジェクトの検討項目について

 6.バイオ燃料CDMの留意事項について

カーボンフリーコンサルティング 代表取締役 中西 武志 


PROFILE 梶浦 唯乗 
(かじうら ただのり)氏
東京農業大学農学部卒業。アールビバン()設立・専務取締役就任。主に作家開発を手がけ、当時、日本ではまだ無名であったクリス・ラッセンを発掘する。平成8年同社を株式店頭公開(現ジャスダック)させ、かねてからの夢であった和牛業界へ転身し、Excel Wagyu Australia Pty.Ltd.を設立・代表取締役就任。豪州で約600頭の純粋和牛の繁殖牧場(1,300ha)を保有。牧場経営をする中で、近年、世界中で問題とされている「地球温暖化」を肌で感じ、バイオ・アグリ()を設立・代表取締役に就任。大塚倉庫株式会社と業務提携し、現在、計130万本の
ヤトロファを中国貴州省に植林済み。2009年夏よりヤトロファの植物油を輸入、販売予定。バイオ燃料を海外で大量生産し、日本の国内に大量供給をすることで、CO2削減に貢献する。

PROFILE 伊藤 敏哉 (いとう としや)

1967年名古屋大学工学部機械学科卒業、日立造船(株)入社。世界ブランドのB&W型、スルザー型舶用デイーゼルエンジンの基本設計、製造に携わる。韓国、中国への技術指導。90年代前半発電システム部長。IPP用ガスタービン発電所等建設。90年代後半フインランド・バルチラ社の日本でのJVに技術担当取締役として参画。日本での中速・大型デイーゼルとガスエンジンの普及に尽力する。00年代に日立造船にてドイツ社中型ガスエンジンを導入。

04年エネルギー・エコロジー関連アドバイザーとして()新青葉E&Eパートナーズ設立。エネサーブ()技術顧問

PROFILE 中西 武志 (なかにし たけし)

(東京大学大学院経済学研究科中退 青山学院大学国際経営学修士 早稲田大学商学部卒)

シティバンクN.A.金融商品開発部部長(日本で数少ないコモディティデリバティブ案件を多数手がける。アメリカで取引が開始された排出権取引の研究も96年から行っている)

ゴールドマンサックス証券バイスプレジデント、クレディスイス証券金融商品開発部長、バンクオブアメリカ証券法人営業本部長を経て07年9月 地球温暖化防止の為に立ち上がり、カーボンフリーコンサルティング()設立

その他 金融最先端の手法に関する著書・論文等多数

●受    料 

1名につき 31,290円(税抜29,800円)

同時に1社より複数ご参加の場合、2人目以降 26,040円(税抜24,800円)

●お申込方法 

お申込フォームにご記入いただきFAXでお申込み下さい。

折り返し、受講証(当日ご持参下さい)、請求書、会場地図をご本人様宛てにお送り致します。

お申込み後、5日以内にお手元に届かない場合は必ずご一報下さい。

※お客様のご都合でキャンセルされる場合は、「開催1週間前まで」にお申し出下さい。

その後のキャンセルは、お申し受けできませんのでご了承下さい。

●お支払方法 請求書を発行いたしますので、開催日までに銀行振込でお願いします。

申込みフォームURL:https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_08396_input.html

■ 主催(お申込み・お問い合せ先) 株式会社 新社会システム総合研究所 ■

105-0003 港区西新橋2-1-1 興和西新橋ビル11

Tel:03-5532-8850Fax:03-5532-8851E-mail:info@ssk21.co.jpURL:http://www.ssk21.co.jp

※配信停止、宛先変更、個人情報の苦情及び相談・開示は上記までご連絡下さい。 
08396-E