神奈川県は今月下旬に予定している第4回アフリカ開発会議(TICAD)で、会議場の使用や各国代表団の移動に伴う二酸化炭素(CO2)の発生量を事実上ゼロにする。県内に約115ヘクタールの森林を新たに整備して発生するCO2を30年で吸収、排出量を相殺する。参加国に環境配慮を訴える狙い。
横浜市の会議場で使う照明や空調などの利用に伴う排出分と、アフリカなどからの会議出席者が利用する航空機からの排出分を合わせたCO2発生量は約1万1300トン。神奈川県は約7ヘクタールの森林を3カ所、約47ヘクタールの森林を2カ所整え、植林でCO2排出分を吸収する。
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