経済林
私たちが現地で植林活動を行うためには、現地のみなさんの協力が欠かせません。
せっかく植樹したカラマツも、世界中の植林地で問題にっているように、燃料にするために伐採されたり、放牧家畜のエサにされてしまっては、単に「木を植えた」という事実が残るのみです。現地のみなさんに気持ち良く協力していただけるように、植林活動から収益が得られるシステムを作ることが大切です。私たちは、現地の人々の協力を得るためのキーは、「経済林」の造成にあると考えています。緑化活動が、現地の人々の収益につながるシステムが必要なのです。現地の産業として根付いた時、現地のみなさんは積極的に木を植え、木を育ててくれます。
私たちの植林地には、カラマツの他に、アンズやサリュウなどの換金性の高い植物を植えています。アンズは杏仁豆腐の原料として現地で高値で取引され、サリュウは紙パルプの原料として貴重な収益源となります。(現地のみなさんには、アンズとサリュウの所有権をお渡ししています。)
- 杏仁豆腐の原料となるアンズは、高値で取引されます。
- 紙パルプの原料として、高値で取引されています。
生態林
持続可能な森をつくるためには、収益を追求するだけではなく、環境と調和した森づくりを考えることが大切です。そこで、1種類の木ではなく、いろいろな種類の木を植えることで豊かな森づくりを行っています。