J-クレジット

• 日本政府のJ-クレジット制度において発行されるクレジット。この制度の下で認証された温室効果ガス排出削減・吸収量がJ-クレジットとして取引される。
  
• 再生可能エネルギープロジェクトによるクレジット（再エネ由来J-クレジット）、省エネ等プロジェクトによるクレジット（省エネ由来J-クレジット）、森林管理プロジェクトによるクレジット（森林吸収J-クレジット）がある。さらに再エネ由来J-クレジットには、電力由来のものと熱由来のものがある。
  
• 低炭素社会実行計画、温対法、省エネ法、RE100、CDP、SBT等に活用できる（ただし、省エネ法には省エネ由来J-クレジットのみ、RE100には再エネ電力由来J-クレジットのみ、CDP及びSBTには再エネ電力由来J-クレジット及び再エネ熱由来J-クレジットのみ活用可）。

→J-クレジット制度についてはこちら

グリーン電力証書

• 民間のグリーン電力・熱証書制度の下、再生可能エネルギーによる電気・熱から「環境付加価値」を切り離し証書化したもの。
  
• この証書のCO2削減相当量が日本政府のグリーンエネルギーCO2削減相当量認証制度において認証されることにより温対法で活用可となる。RE100、SBT、CDP（Scope２及び一部のScope３）にも活用できる。

非化石証書　 ※取引は小売電気事業者限定のため、弊社での取り扱いはありません。

• 日本政府の制度下で認定された非化石電源（再エネ、原子力等）に由来する電気の「非化石価値」（環境価値）を証書化したもの。
  
• FIT非化石証書（再エネ指定）、非FIT非化石証書（再エネ指定）、非FIT非化石証書（指定なし）の3種類がある。
  
• 非化石証書（再エネ指定）のうちトラッキング制度等により電源の属性情報が明らかなものはRE100に活用できる。小売電力事業者は非化石証書をCDP、SBTに活用可能。

I-REC

• 国際NPOのInternational REC Standard Foundationが運営する制度の下で発行される証書。同Foundationから授権された各国の認証機関が再生エネルギーに由来する電気の環境価値を認証することで証書化される。
  
• RE100、SBT、CDPに活用できる。

VCUs（Verified Carbon Units)

• 民間団体のVerraが運営する制度の下で発行されるクレジット。Verraの認証機関が認証したGHG削減プロジェクトで削減されたGHG量がクレジットとして取引される。
  
• RE100には活用不可。

VERs（Verified Emission Reductions)

• 民間団体のGold Standardが運営する制度の下で発行されるクレジット。認証されたGHG削減量がクレジットとして取引される。
  
• RE100には活用不可。