カーボンフリーコンサルティング株式会社ではWorld Food Programme(WFP)と共同でFOOD FOR CARBON FREE PLANを実施しています。
このプロジェクトではインドネシア・ティモール島NTT州Oinbit村で、持続可能な生活を成り立たせるため、カシューナッツの植樹(村人が実を販売する事により収入を得る事ができます)およびジャトロファの植樹(ジャトロファ燃料を使用する事により薪や化石燃料を使わなくなりCO2削減に貢献します)等の植林活動を展開します。この村は土地が乾燥し痩せているために、農業による自立した生活が成り立たず、政府機関からの支援を受けることにより共同体が持続しています。そこでこのプロジェクトを通じて現地の緑化をはじめ、雇用の創出や果実の収穫による収入、家畜の飼育などを支援し、共同体の経済的な自立につなげることを目指します。
また、WFPは報酬として現地の農民に食べ物を提供することで、彼らが毎日の生活の為に新たな農業技術の導入が出来ず、貧困から抜け出すことの出来ない「貧困の連鎖」から脱却するためのサポートを行います。
プレスリリース:http://www.wfp.or.jp/pr/
カーボンフリーコンサルティング株式会社は中国人民政府と炭素固定化を目的とした40年という長期にわたる包括的な契約を締結しております。植林事業は中国内蒙古自治区烏蘭察布市卓資県旗下営鎮(北緯41度00分、東経112度13分)に東京ドーム約200個分の広さ(東西10km南北1キロ)の契約植林地にて行われています。事後調査は弊社と提携先である地球緑化クラブが定期的に行っており、内蒙古の事務所には常駐のスタッフが管理を行っています。このような契約/管理のもとで森づくりに必要な永続性と透明性のある環境づくりを確保しています。
内蒙古に植林することは環境貢献を行うだけでなく、さまざまなメリットを生み出します。年に2回行われる植樹作業により雇用が創出され、貧困地区に住む人々に直接的な支援を行うこととなります。さらに、現地小中学生に森を作る体験をしてもらうため、環境保全の大切さを教育することができます。
また、日本と中国の物価の差により日本における植林活動に比べてより低コストで大規模な活動が展開でき、各企業や個人が炭素固定化の取組みを行いやすくなります。そして植林地である内蒙古は日本から最も近くにある砂漠化の進んでいる地域です。砂漠化の進行は地球温暖化の影響によるものだけでなく、日本への輸出を目的としたカシミヤの大量生産を原因とした過放牧も影響していると言われています。さらに、砂漠化が進むことで日本へも黄砂が飛来し、私たちの生活へも影響を及ぼしています。内蒙古へ植林を行うことで日本への黄砂の飛来を防止することにつながります。
このカーボンフリーコンサルティング株式会社の中国内蒙古自治区で展開している植林プロジェクトは世界的に最も認定基準の厳しいVER有効化審査機関のひとつ「カーボンフィックス」(CARBON FIX―ドイツ)のホームページに掲載されました。 (現在審査過程)
ドイツのVER有効化審査機関「カーボンフィックス」が、最近公表した独立基準である炭素固定基準(CarbonFix Standard)は京都議定書に次ぐ厳しい植林地選定(プロジェクトスタートから過去10年遡って森林でない土地、もしくは1990年以降森林でない土地等の諸条件)を持ち、SSC-AR-CDMと同等水準のクオリティを求められる厳密な審査基準を設けています。
一般社団法人海洋緑化協会は海底に海藻を植え海洋林を育て、海藻やサンゴの減少に伴う急激に進んでいる海の砂漠化を減速させます。そして海藻を使ったバイオ燃料製造により化石燃料の代替燃料として用いる研究をサポートいたします。
化石燃料由来のCO2は排出量の約半分が海洋に吸収され、海洋表層で吸収されたCO2は海底に沈殿します。CO2吸収の過程で大きな役割を果たすのが、海藻や植物性プランクトンです。海藻やサンゴが激減している現状は、海洋がCO2を吸収しづらい状態を引き起こし、CO2の大気中濃度が急増し、地球温暖化が加速することになります。また、CO2濃度の増加により、海水の酸性化が起こり、サンゴの溶解を引き起こすなどの問題が発生します。
本協会は、海洋環境の保全を図るために各種研究機関、行政と密接に連絡を取り、また一般市民に海洋環境保全の大切さを啓発していくために設立されました。海洋緑化とは、緑の海、かつての美しい海を取り戻すということです。それが海洋生物を増やし、二酸化炭素を吸収、固定化し、新しいエネルギーまで創造します。さらには、地球温暖化を効率よく抑制する可能性、それが海洋緑化という考え方です。



