再び出張

  • 2009年05月31日

再びと或る地方にきました。
ここ2ヶ月は国内各地に出張しています。
国連世界食糧計画とのプロジェクトに多くの時間を費やしてきたため暫く地方出張に行くことができませんでした。
国内のプロジェクトを再び強化したいと考えています。

先日のブログでも書きましたが、赤土等流出防止条例も制定されて工事現場等では効果的な対策も実施されていますが、まだまだ流出が収まっていません。
木は防風林にもなりますが、そのほかにも保水や赤土流出防止の効果もあります。
海に流れ出す赤土は海辺の生態系に深刻な影響を及ぼします。
人の手に依って傷ついた自然を、人の手に依って少しずつ癒していくことは大切な事だと思います。

rainy night in Roppongi

  • 2009年05月30日

或る業界の会合に出席させていただきました。参加者の方々は2000社程で構成される連合会参加企業のトップの方々です。
打ち合わせの後に六本木で会食です。
全国様々な地区からいらしているので色々なお話しを伺う事ができました。
皆さん数十人からの社員を率いる社長さんです。
同じ業界同士というのは何かと鎬を削っているように思われがちです。
しかし、実は社長同士は仲が良かったりするものです。
社長というのは孤独な役職です。
その孤独はなった者にしか分からないのでしょう。
相談できる仲間は同業他社の社長という事が実は多いのです。
私のような環境専門のコンサルティングの会社は全国にもあまり多くはありませんし、業界団体も点在するだけですができるだけ顔を出したいと考えています。
小さな会社ながら様々な委員会にお声をかけていただいている関係で残念ながら出席ができない事も多いのですが、ご縁は大切にしたいと思います。

海よ 空よ 大地よ

  • 2009年05月27日

離島から横浜に戻りました。
萬世リサイクルシステムズ様主催のセミナーで講演をさせていただきました。
「カーボンオフセットの現状と今後の展望」
省エネ方法とは? 国内クレジットとは?と題して関内で開催されました。
スタッフの方々のご尽力でおよそ120名にご参加いただきました。
心より御礼申し上げます。
環境についてなんとかしなければならないとお考えの方々から様々なご質問も賜りました。
藤枝社長は視野の広さ、先見の明、ご人脈、行動力のいずれも卓越しています。
お会いするたびにいつも勉強させていただいています。
盟友のグローバルテクノスの梅沢社長とセミナーの打ち上げにご一緒させていただきました。
素晴らしい方の友人はまた素晴らしい方です。
だからこそ友として付き合えるのでしょう。
一時間半は少ししゃべりすぎたのでしょう。
のどの渇きをついつい癒しすぎたら深夜になっていました。
仕事をきっかけに知り合った方々と、仕事を超えたおつきあいができるようになってきた気がします。
環境ビジネスを始めて良かったと思います。
様々な人との出会い。見知らぬ土地。あっという間に時間が過ぎていく。
振り返ってみると僅かではありますが後世に残す事ができたものもあります。
昨日と違う自分がいてきっと今日と違う明日がやってくるのでしょう。
どんなにくたびれ果てても好奇心が衰える事はなさそうです。

南の海

  • 2009年05月25日

崖の下は海です。美しい海です。マンタが行き交うポイントです。

しかし、開発現場や畑の近くでは雨が降ると大量の赤土が畑から川や海に流出します。
何も畑が悪い訳ではありません。畑が無ければ農作物が無くなってしまいます。

しかし赤土流出防止の為には莫大な資金が必要です。
大量の赤土の流出は岸辺の生態系を壊してしまいます。
人為的な活動で壊してしまったものは自然の治癒力だけでは補いきれないこともあります。
海は大量の二酸化炭素を吸収します。そして岸辺にはマングローブや近くにはサンゴがあります。海藻やプランクトンがいなくなれば魚は住めません。
地道な活動ですが、危機意識を持って少しずつ改善していかなくてはならないのでしょう。

  • 2009年05月22日

先日美味しい水炊きを食べました。
鍋を囲むのは速水林業の速水亨さん、海洋ジャーナリストであり海洋緑化協会会長の内田正洋さん、女優の山口智子さんでした。
山と海をどうやって繋げて自然を守っていくのか?というテーマでしたが皆さん博学多才で筋の通った活動をされている方なので話題はつきません。
皆さん知らないだろうと思い、何かを発言すると参加者全員がもっと詳しく知っていたりするのでその知見には驚かされます。
とても楽しい夜でした。そして大変ためになる一日でした。
それぞれ生きてきた道は違うしやり方も違いますが目標としているものはどこか同じなのでしょう。本物と出会う事が私にとっては人生の糧なのです。
長くお付き合いしたい方々です。
実は現在と或る島にきています。
とても素晴らしい方々と連日連夜夢を語り、実現に向けての具体的な方法を検討しています。たまにはメンバーの奏でる三味線を聞きながら。
近いうちに公表させていただきたいと思います。
それまでは『或る素晴らしい島での或るお話し』にしておきます。

Blue In Green

  • 2009年05月20日

採蜜に参加しました。
カーボンフリーコンサルティングでは都市の緑化の一環として養蜂をしています。
3万匹だったミツバチがあっという間に5万匹程度に増えました。
世界中でミツバチがいなくなっている時代なのに我が小さな養蜂場は元気一杯です。
養蜂とはどういう作業でしょうか?採蜜はした事ありますか?
殆どの方はご存じないでしょう。

花の季節です。大量の蜂蜜がとれました。30kg以上です。
2週間前は25kg程度だったので僅かな期間でそれだけの蜜を集めてきました。


これを搾取というのでしょうか?実はミツバチの家を提供しているのです。人工的に巣を作ってあげる代わりに余剰部分の蜂蜜を家賃として徴収している。。。。そんなイメージでしょうか。
白い部分がロイヤルゼリーです。どんな味か想像できますでしょうか?
甘酸っぱい大人の味です。言葉では表現しづらいですね。
ロイヤルゼリーを食べれば女王蜂になります。

持って産まれた遺伝子ではないのです。凄いパワーです。
半径3km程の飛行距離。都市でも立派に育ちます。蜂蜜をつかった商品作成の様々なご提案をいただいております。一過性のブームではなくカーボンフリーらしく筋の通った活動にしたいと思います。

まずは蜂蜜をお気に入りのバーに持っていって、カクテルを作ってもらいたいとおもいます。たまには自分の遊びのために使っても怒られないでしょう。

強力なメンバー

  • 2009年05月14日


カーボンフリーグループ/カーボンフリーコンサルティングの経営に素晴らしい3名が参画してくださる事になりました。
いずれの方々もエースで4番の実力者です。
プロフェッショナル集団である当社でもまだまだ足りないところがあります。
私を含めて未熟なスタッフをどうぞ援護してください。
略歴はこちらです。

何も答えてくれない海

  • 2009年05月09日

少し早く起きて、私の事務所のある馬車道の駅で降りず、一つ先の日本大通で下車する。
焼きたてのパンと煎れたての珈琲を買いにgoozに立ち寄る。
この店は30分おきに新しい6種類の珈琲を出してくれる。
とても洒落た店だがコンビニである。大きめのサイズで180円の珈琲は実に旨い。
紙袋を片手に横浜湾が一望できる象の鼻地区まで歩く。
赤煉瓦倉庫脇の芝生で朝食。
横浜の海は何を問うても答えてくれぬ。
池澤夏樹の本を読む。僅かな時間。
人道支援や環境の事から一瞬頭が切り替わり遠い世界にいざなわれる。
オフィスにつくと早朝から激務に追われるスタッフに参戦しあっという間に昼近い。
近所の弁護士事務所に顔を出す。
私の事務所のビルは1935年築であるからかなりの高齢である。
しかし彼の事務所ビルには負ける。
1911年築だから明治44年である。


今でもエレベーターの扉は2重の手動式である。
中々こないエレベーターも一趣であろう。



ランチはLINA`Sのサンドイッチ。
PARISに本店があるこの店のミートパテのサンドイッチは驚く程旨い。
事務所に戻ると来客で賑わっている。
海外からのお客様の土産は早速みなでいただく。
オフィスの中を一瞬海風が駆け抜ける。
夕方に近くに立ち寄ったというお客様から連絡が入り山下町のバーで一杯いただくことになった。
秘伝のマティーニはVodka Martini, stirred, not shaken.
少し多めのベルモット。
どこまでも優しく澄んだ味。
私はこの店より旨いMartiniを出すバーに行った事が無い。
近くに旨いイタリアンはあるかと尋ねられたので、石川町のシチリア料理グランドゥーカを紹介する。
長年イタリアで修行してきたシェフの腕は横浜に数多くある名店の一つであろう。
小雨が降ってきた。横浜から一歩もでない一日。
まだ仲間が働いているだろう。事務所に戻ろう。
New Grand Hotelのネオンが霞んでいた。

5月3日

  • 2009年05月04日

ゴミの日です。BEACH CLEANを行ないました。
南風が吹いた翌日はどこからか流れ着いたゴミが海岸に漂着します。
プラスチックゴミは半永久的に分解されない物もあります。
埋め立てられたり、燃やされてしまったら資源化できません。
きちんとリサイクルの流れに乗せなければなりません。
今日は講演会を開きました。テーマは『リサイクルの旅』です。
ゴミの分別は大切な事ですが、その裏側はあまり知られていません。
中間処理施設を年に数十回訪れています。環境対策の前線だと言えるかもしれません。
私が現場で見て知った事をお話しさせていただきました。
日本で資源として投入される物質の量は年間約21億トン、一般廃棄物と産業廃棄物の合計で約6億トンです。再資源化される物は僅か一割2億トン程度に過ぎません。
代表的な製品のリサイクル例として、PETボトル、ガラス瓶、FRP製品、食品廃棄物等を挙げてどのような工程を経て再利用されるかについてお話しさせていただきました。
そして今話題の都市鉱山とよばれる、パソコンや携帯等の基盤からとれる金属類についてお話しさせていただきました。
世界の埋蔵量に対して日本の含蓄量の多さは驚くべき数字です。
日本には大鉱山があるのです。
そして終わったあとはGREEN DRINKS.
世界各地で開かれています。日本でも各地で開催されています。
私が主催したのは初めてでしたが大勢の方々にご参加いただきました。
別に固い話ばかりでなくもっと気さくにどんな事ができるのか足元からできる事はどんなことがあるのか話しあったりしました。
たまにはこういう日もいいですね。皆さんありがとうございました。
6月から数回にわたり毎月開催いたします。
またHPでお知らせいたしますのでご参加くださいね。
* 海洋緑化について
中西武志x内田正洋(海洋緑化協会キャプテン、海洋ジャーナリスト)−予定 
* 日本独自の環境問題への取り組みについて
中西武志xあさお慶一郎(民主党参議院議員 国際・地球温暖化に関する調査会委員

民主党 「次の内閣」ネクスト防衛大臣)−予定

ミツバチが消える

  • 2009年05月02日

全国的にミツバチが激減していて盗難騒ぎにまで発展しています。
ミツバチが一夜にして大量に失踪する現象は世界各地で起こっていますが、日本でも拡大しています。米国ではすでに四分の一に上ります。
蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)とよばれています。
「もし、地球の表面からミツバチが消え去ったら、人間は4年も生きてはいけないでしょう」アインシュタインが言ったとされています。
受粉ができなくなれば農作物がとれなくなり生態系に大きな影響がでます。
農薬が原因だという学者もいれば携帯電話の電磁波だという人もいます。
原因が解明されていないのです。
カーボンフリーコンサルティングは横浜で30000匹のミツバチを飼育しています。
カーボンオフセットや国連との事業だけでなく地元密着型のプロジェクトも展開しています。
HAMA Boom Boom! − ADMCミツバチプロジェクトといいます。
難しい事は抜きにして楽しいからなのです。そして文句無しに美味しい季節の花の味がする蜂蜜が収穫できます。来社したお客様には舐めていただいています。先日は桜の味でした。半径3−4km程飛んで採蜜します。緑化に対する意識が芽生えて欲しいなと考えています。子供の環境教育にもとても役に立つとおもいます。
パリ・オペラ座の屋上でも養蜂されています。ミツバチたちは、凱旋門エトワール広場、リュクサンブール宮殿やンサジェルマン・デプレあたりまで採蜜しているそうです。舐めてみたいものです。