「社長~たまには環境のことも書いて下さいよ~」というスタッフの声は黙殺しています。
「会社のブランディングってものがあるのですから、ちゃんと書いて下さいよ~」という雑音もAuto Delete設定されています。
「ベンチャーは自由なんだー」と叫ぶ私の声は、静まり返ったカーボンフリーのオフィスのブラックホールに吸い込まれ、カチャカチャとやかましい皆が叩くキーボードの音だけが空しく響きます。
いいんです。私は突き進みます。
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大阪出張の時には気をつけていることがあります。
まずは、新幹線で読んでいたスポーツ新聞、特に巨人勝利等と書かれているものは即刻ゴミ箱に押し込みます。特に今年は野球に関する話題は慎重に取り扱わなくてならないのです。
横浜で営業しているときにも、
「中西さんはどこの球団のファンですか?」と聞かれることがあります。
「いやーやっぱり大リーグですかねえ。ところで今年のセリーグのホームランバッターは誰でしたっけ?」と微妙にベイスターズファンの心を酌んであげます。
大阪の場合には今年はきわめてつらいのです。
「私はサッカーファンです」と言い切ることにしています。
間違っても巨人ファンだなんてことはありません。特にアウェーでは言動に気をつけなくてはなりません。車の窓を密封して前後左右を確認してから野球についての話題をすることにしています。王様の耳はロバの耳状態です。
電車を降りると反射的に右ラインのエスカレーターに乗ります。ご存知の通り関東とは左右のルールが逆です。早く行きたい人は左側を行きます。慣れてくると考えなくても自然に右側に寄るようになります。
大阪駅と梅田駅、天王寺と阿部の橋。似ているようで違うのです。
東京だってあるじゃないですか。くっついていても違う駅名。
それが伝統なのです。覚えればよいのです。
関東人は役割を明確にする方が楽です。私は頭の処理スピードを上げて突っ込み役になります。天然ボケ出ない限りボケ役になることは危険ですのでお勧めしません。
今日は講演会の前の腹ごなしに曽根崎にある【阿み彦】に行ってきました。
梅田の近くのお初天神参道の入り口付近にある有名なシュウマイの店です。
大阪にはうまい店が多いという人が多いのですが、横浜中華街からやってきた私の舌を満足させることができるのでしょうか?
揚げ餃子に似ています。ランチは680円で白濁スープのワンタン麺とご飯が付いています。
量も値段も申し分ありません。問題は味です。
どれどれ。辛しをつけていただきます。おー。美味い。とても美味い。
小ぶりのシュウマイ8個のうち1個だけ海老シュウマイです。憎いじゃないですか。
次回の大阪出張の時にも立ち寄りましょう。こうして大阪には私が立ち寄る店がどんどん増えていっているのです。
ホテルの格はバーで決まる。
少なくとも私はバーに手を抜いているホテルはどんなに最新でも好きではありません。
今日は大阪の中之島にあるリーガロイヤルに宿泊しています。
ここには3件のバーがあります。
新入社員だった頃に上司によく連れて行ってもらったB2にあるセラーバーも健在です。
とりあえず3軒とも調査をしてみました。
まずは1FにあるLEACHバーに行きお勧めのカクテルを注文しました。
安物のマティーニは喉に引っ掛かりむせかえってしまう時があります。
この店のテキーラは大樽熟成されたベースを使っていますのでとてもマイルドです。
名前のリーチはバーナードリーチから名付けられています。
陶芸をかじった人なら誰でもご存知だと思います。
このバーは民藝運動に携わった河井寛次郎や棟方志功や作った店です。
いい雰囲気です。
2軒目は30階にある星宙です。
ただ夜景を売り物にしている安っぽいバーではありません。
日本を代表する女性バーテンダーがうまいカクテルを飲ましてくれます。
今日はフレッシュザクロとバルバドスのカクテルを作っていただきました。
我ながら研究熱心だと思います。
どうしても最後の店には顔を出さなくてはならないという使命感を持ってしまうのです。
決して酒が飲みたいだけではないのです。
最後の店はB2にあるセラーバーです。
20年前から何一つ変わっていないということはそれ以前からもずっとこのままなのでしょう。
ここではピアノの生演奏が聴けます。
心地の良い音楽はささくれ立った心を和ませてくれます。
ささくれ立っていなくたって気持ちよくさせてくれるのです。
というわけでお勧めのカクテルは冷えたギムレットでした。
これも私が好きなカクテルです。
大阪にはホテルの数が多いのでしょうか?
値引き合戦が今も続いています。
今日もシングルとはいえ朝食付きで1万円です。
大阪の新しいホテルも色々とみてきましたが、やはりこのホテルは落ち着きます。
最新式でなくても心地の良いバーがあるホテルだとお勧めできます。
アウトリガーの大会の応援に行きたかったのですが、今日は法事&出張に来ています。
中西家の本家は大阪なのです。
親族が顔を合わせる機会は余りないので久しぶりに会う面々です。
我が家系は早稲田出身者が多いのです。
多いというか殆ど早稲田なのです。
父も父の兄弟全員早稲田出身です。
母方の父も私の姪も早稲田です。
幼少の頃から早稲田にあらずんば人にあらずという極めて偏った家系に育てられました。
慶応出の母と例外として東大進学を認められた兄を味方につけて、『慶応に進学したい』と父に申し出た事があります。
当時大蔵大臣だった父は一言「学費は払わん」と言い放ちました。
それほど早稲田を愛しているのでしょう。
悔しかった私は、大学卒業後に他の学校の大学院には自費で入りなおしました。
卒業してから随分と時間がたちました。今でも大学時代の友人はとても大切です。
今になってみると何となく親族が早稲田を愛している意味がわかってきたような気がします。
僅かな時間でも気分転換はできるものです。
土曜日は早起きをしてスタンドアップパドルを漕ぎました。
少しうねりがあり何度か海に落ちました。
それはそれで気持ちがいいものです。
僅か小一時間程の時間です。やりくりすれば何とかなります。
熱いシャワーを浴びコーヒーを飲んでスーツに着替えます。
午後は丸の内で講演会です。
明日日曜日は我がBEACHから8チームが参加するアウトリガーカヌーの大会があります。
アウトリガーカヌーは6人乗りですので総人数は45名になります。
(ステアはベテランが掛け持ちです)。
遠く沖縄からも参加する江ノ島で開かれるレースです。
45人。
これはすごい人数だと思います。
先日BEACHの一周年記念パーティの時に、アウトリガーカヌーを頑張っている面々に呼ばれました。
皆真っ黒に日焼けしていつも上半身裸です。
町であったら英語で話しかけてしまいそうな面持ちです。
皆私の筋肉の3倍と体脂肪率1/3の体つきです。
「優勝したらOC1がほしいなー」と口々に言います。
OC1とは一人乗りのアウトリガーの事です。新艇は40万円以上します。
ここでひるんでは小さい男と思われてしまいます。
「優勝したらそれぐらい進呈してあげましょう」と酒の勢いを借りていってしまいました。
私の頭の中のExcelは全く機能せず、皆の迫力に屈してしまいました。
それでもこの大会はレベルが高いと聞きます。BEACHのアウトリガーカヌークラブの繁栄のためにはそれぐらいの身銭を切れなくて社長とは言えません。
でも酒の席ですのでそれから1か月以上が経ったのでもしかしたら皆忘れているかなと密かに期待していました。
なんと皆さん思いっきり本気モードで練習しているというではありませんか。
Oh Lord!
いいでしょう。受けて立ちましょう。そのかわり皆さん全力で楽しんでくださいね。
Good luck!
金曜日の夜です。
Chet BakerのTime After Timeを聞きながら仕事をしています。
今週も目まぐるしく一週間が過ぎました。
土曜日は講演会、日曜日月曜日は大阪出張の予定です。
忙しいことはいいことなのでしょうが、生活に潤いも少しは欲しいものです。
雨が降っていてはオフィスの周りをランニングすることもできません。
ランニングはできませんが、仕事では同僚達と走り回る日々です。
それはそれでとても楽しいものです。
どんなに忙しくても真剣に働いていても笑い声が途絶えない職場。
いい雰囲気の会社になりました。
カーボンフリーコンサルティングに勤めだすと皆食べるのが早くなります。
私は金融機関で育ってきたので、日常化してしまっていますが、入りたてのスタッフはそのスピードに驚きます。
そして数週間するとみんなと同じ速度で食べられるようになります。
慣れてくると、相手と目を離さずきちんと話を盛り上げているにも関わらず、相手と同時に食事が終われるようになります。
早く食べているのに相手に気付かせないのも営業のテクニックの一つなのです。
勿論お勧めはできませんね。消化に悪いですし。
プライベートで同じ速度で食べると多分同伴者に嫌われます。
明日は晴れてほしいものです。私は太陽が出ていたら朝一番に海に飛び込むつもりです。
皆さんもよい週末をお過ごしください。
訪問されたお客様が不思議そうな顔してカップを眺められます。
今日2回目です。
「コーヒーですよね?」
「はいそうです。コーヒーですよ。美味しいでしょ」
「これは美味いですね」
カーボンフリーコンサルティングで使用しているコーヒーは京都の名店「イノダコーヒー」から取り寄せています。
京都通ならば一度は訪れたことがある店ではないでしょうか?
「私の朝はイノダのコーヒーから始まる」とおっしゃる京都の方は多いと聞きます。
何故この店のコーヒーはこんなに美味いのでしょう?
コーヒーに詳しくない私には理屈はわかりませんが、一度飲めばお分かりになると思います。
イノダコーヒー: 京都市中京区堺町通り三条下ル
土曜日は山梨県の道志村に間伐作業に出かけました。
山に囲まれている道志村には横浜市の水源があり、山の荒廃を防ぐ為には間伐が必要なのです。
間伐はとても大切な作業ですが、正直言って重労働ですし、危険を伴います。間伐についてはインターンの上地さんのBLOGにも書かれておりますのでこちらもご覧ください。
http://ameblo.jp/carbonfree-intern/
普段は工場での測定が多いのでヘルメットはよく被っているのですが、山でもヘルメットは必需です。
これだけヘルメットをかぶる機会が多ければそろそろカーボンフリーコンサルティング特製のヘルメットを会社で用意する必要がありそうです。カッコいいデザインにしたいと思います。
一本梯子でできるだけ枝を切ってから幹を切ります。そうしないと隣の木に引っ掛かって倒れないことがあるそうです。チェーンソーも使いますが、切り方には熟練の技が必要です。特別な道具を色々と用います。人力では難しい材を引っ張るにはチルホールが必要です。木を引きずるには鳶口が必要です。
たくさんの労力をかけて切り落とした丸太でどれだけの木材がとれるのでしょうか?
家具売り場で並んでいる木製のテーブルや椅子の価格を考えると、とてもこの労力に見合うだけの対価が得られているとは考えづらいのが現実です。
国内林業にきちんとお金が回る経済システムの構築のためには、カーボンオフセットはその一助になるかもしれません。しかしそれだけでは足りません。どんなビジネスアイデアがあるのでしょうか?何か起爆になるものが必要なのだという考えがさらに深まりました。
間伐はボランティアとして参加するにはとても気持ちのいい作業です。心地の良い疲労感と筋肉痛が残ります。スポーツもよいですが、たまには間伐作業に出かけるのはいかがですか?とてもすがすがしい気持ちになります。
池波正太郎の「むかしの味」という本に横浜の名店が幾つか紹介されています。
餃子のうまい店として蓬萊閣が紹介されています。陸郎君に話すと既にその本は読んでいるとのこと。金曜日の夜です。よく訪れる中華街でも知らない店があるのであれば調べないわけにはいきません。噂の餃子は醤油をつけないでいただくのがこの店の流儀だそうです。何もつけないもしくはお酢とラー油だけにつけて食べるそうです。表通りではありませんが、長年やってこられたのには理由があります。ニンニクが入っていません。その代りに韮を使っています。何とも癖になるおいしさです。
食後にはいい音楽を聴きたくなります。横浜にはJAZZクラブの名店がいっぱいあります。ジャズクラブの数だけだったら東京の六本木・青山・新宿を合わせても敵わないのではないでしょうか?今日はご存じエアジンに行ってきました。横濱エアジンは40周年を迎えます。40年。これは一つの歴史ですね。
ちょっと忙しくしておりBLOGが滞ってしまいました。今日のお昼は電車でカロリーメイトです。折角横浜にはおいしい店がたくさんあるというのに。
というわけで横浜のおいしい店の紹介を幾つかしていきたいと思います。
トップバッターは「春夏秋冬」。カーボンフリーのオフィスの近くにある昭和4年築の味のあるビルの2階に位置する四川料理の店です。この店の陳麻婆豆腐には宇宙・地球・普通の三種類の辛さがあります。先日は辛いものが得意だというスタッフが食べた数時間後にオフィスで倒れました。貧血だと言ってますが因果関係は定かではありません。スタッフみんなで「宇宙」を食べに行きました。文字通り銀河の果てまで飛んで行きました。しかも汗だくで。
象の鼻といわれる港を眺めながら食べる中華。しかも中華街でなくても近所でやっているのは旨い証拠かもしれません。
山下公園に程近いサンアロハの入ったビルの隣です。
お次は歴史的建造物で生演奏を聴きながらオーストリア近辺の欧州料理。老舗です。雰囲気は抜群でとても美味しいです。勿論お値段も相当ですので何かの記念日にお勧めです。
http://www.alteliebe.co.jp/
横浜ならではの店はまだまだあります。
さすがに海水温も低くなってきたので上半身だけウエットを着て海に入ります。
仲間のDukeさんが大島から湘南までを単独で航海した時に使用したパドボを拝借しました。幅広なので安定感抜群です。大きいサイズの私には丁度いい具合です。
今日の湘南は穏やかです。10m程の海底までくっきりと見えます。砂の模様。
岩場に群がる小魚たち。この時期はイワシなどの小魚が大量に見かけられます。
それを狙った大きめの魚たちも群がりナブラが点在しています。
ナブラとは魚が群れて海面が盛り上がっている状態です。下から大きな魚が襲ってきたので上に逃げるしかないのでしょう。
そのナブラめがけて空からはカモメやトンビが襲います。自然界はとても厳しいのです。
あまりに美しい海なのでレーシュを付けたまま海に飛び込みます。海水温は大気温の2か月遅れといわれています。海の中の方が温かく感じられます。
それでも30分もいると体は冷えてくるものです。
後片付けしたら熱いシャワーで解凍します。
その後は旨いコーヒーと面白い本があれば文句ありません。
短時間で、しかも極めて安上がりだけど極上の週末になります。
頭の切り替えができないとストレスがだんだんと溜まってきてしまいます。
心と体は密接にリンクしているのでしょう。
私はしばらく中断していたトライアスロンを再開することにしました。
ニュージーランドのアイアンマンが終わったときの達成感が大きすぎたのかもしれません。日常の忙しさにかまけてすっかりと時間が経ってしまいました。
まずは体の贅肉を落として筋肉をつけることから始めます。
秋です。
皆さんも何か始めてみませんか?