Curiosity

  • 2008年10月03日

目覚めると陽の光がさしこんでいます。首からタオルを下げて歯ブラシを持って砂浜におりていきます。膝までつかり顔を洗います。静かな海です。海岸で太陽礼拝のポーズをとります。通りかかったおばさんはラジオ体操第三と勘違いしたに違いありません。胸に新鮮な空気を一杯送り込みます。リフレッシュしたら一日が始まります。

社会起業家について先日講演をさせていただきました。自分では社会起業家という意識は強くないのですが環境ビジネスが少ない日本においてはそのように分類されるのかもしれません。様々なご質問をいただきました。「中西さんの仕事で不可欠な能力は何ですか?」という質問がありました。測定が多いので数字に強いこと。海外とのやり取りや、CDM申請には英語力が不可欠であること。そしてバーチャルな世界で生きているわけではないので営業力は欠かせないとお答えさせていただきました。
その中でも数字に強いことというのは意外に盲点です。理系出身者が多いのですが、入って間もない者に計算を任せるとほぼ100%の確率で間違えます。それも豪快に3桁間違えます。皆さん一流の学校で微分積分はこなせる能力をおもちです。それでも3桁間違えるには理由があります。MJ,KJ, KL、㎥、KHW等など単位が様々です。また化学反応について考査しないで使用燃料だけで測定したらいい加減な数字しか出てきません。何度以上になれば化学反応を起こすのか?化学式についても最低限の知識がなければ測定はできません。私は化学の知識が低いことを痛感し、必ず不明確な点があれば当社の化学の博士にマンツーマンで指導をお願いしています。新しい知識を得ることは幾つになっても大変楽しいものですね。最近痛感します。ご質問へ対する回答は「知識」を予めバックグラウンドとして持っていない場合でも「知的好奇心」さえあればなんとかなるとしたほうがよかったのかもしれません。