リビアへ

  • 2011年02月28日

仕事柄途上国へは頻繁に出かけます。
いつも安全の確保を最優先しています。
カーボンフリーコンサルティングは出張が多い会社です。
宿もセキュリティーのしっかりした所に泊まります。
移動に使うタクシーにも気を遣っています。
お金で安全が買えるなら躊躇しません。
武勇伝など私には無用です。
随分前に国境なき医師団の海外研修で訓練を受けさせてもらいました。
何より安全の確保とevacuationの大切さ。
無事に帰ってこその仕事です。
来月行く予定だったリビアは取りやめる事にしました。
現在の情勢から考えると勇気というよりも安全の確保は困難だと考えたからです。

ティモール出張で買って来た珈琲を戴きます。

ジム用にカバンを新調しました。
矢吹丈風ですかね。
雨に濡れても大丈夫。

美しいフォント

美しいものをみるとついつい写真を撮ってしまいます。
癖ですね。

maintenance

  • 2011年02月27日

風の強い日曜日の朝。
少しメンテナンスをすることにしました。
花を買いました。
一本だけ。
150円でした。

靴を修理に出しました。
靴の底が減るのが早いのです。
長年支えてきてくれた靴3足。
John Lobb, Berluti
メンテナンスすれば何年だって履けます。

身体のメンテナンスはボクシング。
ボクサーとしては身体が絞れていません。
仕事柄会食がとても多いのです。
食事の偏り。
ジムで汗を大量にかいて腹筋。
そして炭水化物を減らして内蔵脂肪を減らしていきます。
心と身体を少しだけメンテナンス

今週の動き

  • 2011年02月26日

今週はティモールで始まり代官山での記者会見で終了しました。
盛りだくさんの一週間でした。

昨日の東京油田の記者会見の写真です。
多くのメディア関係者がご出席されました。
バイオディーゼル製造にかかわるCO2をカーボンフリーコンサルティングがカーボンオフセットを実施しています。
てんぷら油で車が走る。
良い取組ですよね。
カーボンフリーランドマークはこの活動を応援しています。
染谷社長 マエキタミヤコさん 谷崎テトラさん とり君達と


疲れた体には栄養を与えるべきですね。
というわけで焼き肉です。A5級。
室温が少し高いと油が融けてきます。
融点がとても低いため体温でも融けてしまうのでしょう。
勿論very rareで。

どん兵衛

  • 2011年02月24日

中国の最新ビジネス事情と日本企業の市場チャンスとの題で中国市場戦略研究所の徐向東さんの話を聞きました。
富裕層5千万人、携帯電話人口8.5億人。
確かに経済面のみを考えると、人口、資源、ハングリーさで日本は中国に比べて差があるのかもしれないですね。
それでは巨大な市場と考えて開拓しようとしても、進出は中々厳しいものがあります。
一部化粧品を除けば苦戦している業界が多いのも事実でしょう。
例えば携帯電話市場は日本の10倍も大きいのにほぼ全社撤退。
sharpだけが奮闘している状態です。
中国人の必要としている物を販売していない。勉強不足と言われました。
そんな時代がきたのですね。
例えばチャット文化が盛んな中国では自分撮影用のカメラが売れています。
自分の手で伸ばして自分の顔を撮る目的用のカメラです。
既存のカメラでも出来そうですが、単純な機能を前面に出す事で韓国のメーカーはヒット商品を産んだようです。

ニューグランドホテル。マッカーサーが宿泊。
趣きがありますね。
表参道で講演会のため会場を後にしました。
今日は生物多様性とそのビジネスチャンスについてのお話をさせていただきました。
渋谷駅のホーム
どん兵衛という店がありました。
渋谷駅のホームにはどん兵衛の店があるのですね。1杯200円。
販売しているのはまさにカップ麺のようです。

満員御礼。そして数多くの質問を戴きました。
COP10が開催されましたが具体的に何をすれば良いのか?
そしてそれ以前になんで生物種がいなくなるのがいけないのか?
ABSとは聞いた事も無い。
色々な話が展開されました。
カーボンフリーコンサルティングでは環境調査の一環として生物多様性調査も実施しています。
また生物多様性調査に基づく商品企画開発販売も行っています。

生物多様性をもう一度考えてみる

  • 2011年02月22日

明日講演会で生物多様性について取り上げます。既に満員御礼と聞いております。
生物多様性については多くの関心が寄せられていますが具体的に何を行ったらいいのか?
そしてそれを事業とどのように絡めてよいのか?
多くの疑問があるようです。カーボンフリーコンサルティングでは生物多様性調査のみならず生物多様性に基づく商品開発も行っています。
明日の講座をまた近いうちに行いたいと思います。
若干名ならば会場に入れるかも知れません。
ご興味お持ちの方は表参道アカデミーへご連絡ください。
こちらです。

帰国

  • 2011年02月22日

ジャカルタから深夜便で帰国致しました。
朝方の成田は零度近いのでインドネシアとは30度以上の気温差です。
そのままオフィスに直行しました。身体が丈夫じゃなければ続かないですね。
普段からのトレーニングと体調管理が必要のようです。
鞄はACE プロテカ ジウジアーロ。とにかく丈夫でデザインも気に入っています。

今回も多くの事を学ばせていただきました。
現場に出なくては見えない事がたくさんあります。


環境についての仕事、特にコンサルタントとしての仕事はデスクワークも多いのですが、必ず現場に出なければならないと考えています。
環境問題はバーチャルな世界で起こっている話ではないからです。
現場をみて、現地の声を聞き、現実的な解決策を見いだす事ができなければ効果は少ないのだとおもいます。

カーボンフリーコンサルティングでは、生物多様性調査や、土壌調査等の環境調査も行っていますが排出権取引も多数行っています。
恐らく日本有数の取引件数だと思います。

しかし、根本的に排出権取引に関してはブローカー業務に特化してはならないのだと考えています。
左の物を右に繋ぐだけでは1gのCO2も減っていないからです。
他の誰かが簡単にできることならばno-brainer です。
value addは少ないのでしょう。
底辺に流れるもの、現地での必要性と購入者の意図を真に汲み上げることができなければ上面のCSRになってしまいます。
CSRの活動は見栄えの良いCSRレポートを作成する為に行うのではありません。
コンサルタントにお金を払うならば、実のある活動に少しでも多くの資金が回るようにする工夫が必要だともいます。

時代はCRMに急速に移行してきています。
新たなニーズに応えるべく、ブランディングの新手法開発やプロジェクト開発を更に進めていかないとならないと再確認致しました。
文字通り身体を張って現場に出向き、頭も駆使しないとならない仕事です。
限界は自分で勝手に作ってはならないのでしょう。身を引き締めなくては。
常在戦場、日々精進。

祖父の墓参り

  • 2011年02月20日

ジャカルタ市内に祖父が眠るプタンブラン墓地があります。
墓地に着くと見覚えの或る人々が群がってきて祖父の名を私に呼びかけます。
毎年1、2度来ていると顔を覚えられたようです。

いまだに祖父の映画が偶然見つかって東京国際映画祭で上映されたり、NHKなどで特集を組まれたりしています。
このインドネシアにおいては映画の父と呼ばれ絶大なる影響力を持っていた事がわかります。祖父は私と同じ年代で亡くなりました。
早熟であり、時代に翻弄されたのでしょう。
墓で寝泊まりしている人々にチップを渡し綺麗に掃除してもらいます。
大勢で取りかかるからあっという間に見違えるようになります。
遠くインドネシアの空の下、祖父は何を思って亡くなったのでしょうか?
思い出したのは日本に残してきた家族の事でしょうか?
遺伝子を継ぐ者として直感的に分かりました。
たまに輪郭が似ていると言われます。


燃えつきたいと望むならば

  • 2011年02月20日

随分前に、金がなくなったり、命を危険に晒す事は何故か怖く無くなりました。
それよりも、社会的意義を見いだせなくなった仕事を続けることの方が怖くなった時に起業しました。

正直なところもう一歩も進めなかった。
自分にだけはウソをつけきれないものです。
20年近くどっぷりと浸かっていた業界から目立たないように静かに去りました。
一度しかない人生をもっとヒリヒリと生きてみたかった。
中年の危機というものかもしれないですね。
しかし渇いたものを潤す為には捨て去ってから踏み出さなくてはならない。
もがき苦しみ助けられて進まなければ見えない世界があるのでしょう。
以前読んだ沢木耕太郎の敗れざる者たちの中に「人間には、燃えつきる人間とそうでない人間と、いつか燃えつきたいと望み続ける人間の三つのタイプがあるのだ」と書いてありました。
いつかヒリヒリするような夏がくるのでしょうか?
私はいつかを待たずに次に向かいます。
次はアフリカ・モザンビークを予定しています。

今夜は満月でしょうか?
ジャカルタの夜を照らしています。

ティモール島より

  • 2011年02月19日

ティモール島のKupanから車で6時間程行ったNTT TTUという所にFood For Carbon Free Pilot Projectの敷地はあります。
何度も通った道ですが流石に長い道中は疲れます。
大型の4WDでなければ入っていけない程険しい場所です。
お湯も出なければタオルもない部屋。
この仕事を始めた当初は違和感がありましたが、今は全然無くなっている自分に少し驚きます。
どんな場所でも雨露が凌げれば寝られます。
学生時代にバックパッカーでアメリカ、インド、ヨーロッパと色々と回っていた事が随分と役に立っているようです。
現地では大勢の村人が出迎えてくれました。
このプロジェクトは1700名/340家族に恒常的な職と収入源を提供するとともに環境保全に貢献するものです。

随分と準備を重ねましたが昨年の雨期の豪雨により枯れてしまった木もありました。補植を行いました。予定本数よりも随分と多く生き残っています。
村人達の努力の成果です。


カシューの木とジャトロファが育つまでの間に、農作物を間に植えているのですが、豪雨でも生き残ったものを販売する事で生計はたてられたと報告を受けました。小さな子供。このプロジェクトが始まる時には未だ産まれていなかったはずです。
将来に希望を与え、この子達に学校に行く機会が提供できたのだと思います。
草すらも生えないような荒れ地が嘘のように緑に覆われ豊かな農地に生まれ変わりました。
この仕事を立ち上げてよかったなと改めて実感しました。
一歩前に踏み出すことにより救えたこと。小さいかもしれませんがゼロではないのでしょう。
その中には自分自身も含まれていたようです。

クパンより

  • 2011年02月18日

アジアを旅したことのある方はお分かりになると思います。
独特の匂い。そして喧噪。車のクラックション。人々のざわめき。
イスラム圏ですのでマイクでお祈りが流れ祈祷する人々が大勢います。
午前中は国連の所長とお打合せをしました。
本プロジェクト関係で訪問するは4回目です。

アジア人は麺が好きですね。私も好きです。ご飯や饂飩などの炭水化物ばかりをとっても沢山歩いて消費していた昔の人はとても健康体だったのでしょうね。
飛行機を乗り継ぎティモール島のクパンに到着しました。
大きな国なので時差があります。
この島にどれだけの日本人が毎年訪れるのかわかりませんが多分数十人程度なのではないでしょうか?
現在ホテルの部屋から波の音を聞きながらPCを拡げています。昨年まではインターネットはなかった部屋です。急速に進歩しています。
明日はここから車で5時間程に或るFOOD FOR CARBON FREE PILOT PROJECTの地に参ります。
村人1700名を20年以上に渡り支えるプロジェクトです。
みんなに会えるのが楽しみです。
http://www.wfp.or.jp/pr/detail.php?seq=285