本郷

  • 2008年11月25日

今日は東大工学部で講演をさせていただきました。
大学院工学系研究科副研究科長の堀井教授には心よりお礼申し上げます。
また色々とご手配下さったDさんにもお礼申し上げます。
恥ずかしながら、私は東京大学の大学院を中退してからというものほとんど学校には足を踏み入れた事はありませんでした。
何となく思い入れはあるのですが中退してしまったからか足が遠くなってしまっていました。
不思議と今日は感慨深いものがありました。
修学旅行生と思われる高校生たちに混じって、思わず赤門の前で記念撮影をしてしまいました。
この場所で随分と研究心に燃えていた時期もありました。
あれから時間が経ちました。
三四郎池、安田講堂、図書館。
変わらない建物もあります。
色々あったけどこれでよかったのかなとひとりごちたりしながら銀杏並木を歩きました。
この時期のキャンパスはとても美しいのです。
先輩起業家の萬世リサイクルシステムズの藤枝社長にもご講演をお願いしました。
今日は私と二人でお話をさせていただきました。
元プロ野球選手が180度方向転換して大勢の社員を率いる会社のトップになられた方です。
話が面白くないはずがありません。
自分の講演が終わると私も学生に混じって話を聞かせていただきました。
持ち時間をオーバーしても熱心な学生からの質問を数多くいただきました。
環境ビジネスは、優秀な若い方が夢と誇りを持って働ける分野だと思います。
まだまだ社会的認知度は低い分野です。
しかし混沌とした社会で、そして働く意義すらも見出せない中でとりあえず就職するのはとても危険だと思います。
価値観が多様化しています。
社会的な意義がないのに金を儲けるのが一番なのでしょうか?
いらないものを作って売ることが一番なのでしょうか?
一度就職してしまいますとその会社や業界から転身するのはとても大変なことです。
惰眠を貪る時間はありません。
大酒を飲んで会社の悪口を言っている場合ではないのです。
やりたいことが分からないなんて寝ぼけていないで、世の中には数多くのやらなくてはならないことがあることを知ってください。心からエールを送りたいと思います。