東北地方は雪

  • 2011年12月26日

23日から被災地のクリスマスを応援しに行ってきました。
二日間でできるだけ多くを回りたかったので移動距離は600kmにも及びました。
釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻、仙台。
あまりに広範囲ですのでそれ以上は回りきれませんでした。
少しばかりのクリスマスプレゼントをお届けしました。
民間のするボランティアはある意味公平ではないのだと思います。
そのかわり迅速な対応ができる事は大きなメリットです。
官民のそれぞれの力を発揮しながら支援を続ける必要を感じます。

多くの被災地が一歩一歩復興へ向けて進みだしたように感じました。
校庭で無邪気に遊ぶ子どもたちを観て人間とは実に逞しいなと思いました。
幾つもの厳しい現実。それを乗り越えてきた日本人。
日本人の忘れっぽい気質もある意味辛い事も忘れてしまうことに繋がるので、よいのかもしないなと初めて感じました。

気仙沼小泉の丘に向かう道です。震災直後は両面が崩れていて車一台が通れるだけの幅しかありませんでした。
4トントラックワイドで満載の物資を積んでこの道を通り抜けて丘の上に辿り着きました。
大型トラックを運転できない私たちは下ろされ、尊敬する社長自らこの道を決死に運転されました。それは賛否両論ある行動だったと思いますが、致し方のない決断だったと考えています。
津波に襲われて街は消滅してしまい、その瓦礫をぬって真夜中の道を進んで行った事が遠い昔に思えてしまいます。
9ヶ月ぶりにこの地に立って感慨深いものがありました。
多分ボランティアの多くは人を支援するとともに自分を確認する作業をしているのだと思います。自分自身もそうなのかなと思います。
しかしどんな理由であれ何もやらないよりもよいですし、傍観したり批判だけしていても何一つ変わりません。
正しい行動。
今後の復興支援は組織的に、そして雇用等の経済に結びつく取り組みを構築する段階に踏み込まないとならないと強く感じました。
CHALLENGE TO CHANGE JAPAN