Branding

  • 2010年01月06日

ブランディングは機能的な価値以上の価値があると言われています。
企業が生きるか死ぬかはブランド力の強さ次第で決まるとも言われています。
如何にパーセプション(知覚)に響かせる事ができるかどうかが鍵なのでしょう。
ブランディングは一貫したメッセージを流していき消費者と製品の間の精神的な絆を深める事の繰り返しです。
そしてブランドを市場規模のあわない大きさまでしてはなりません。
とても奥の深い世界です。

新宿小田急でISHIGAKI SPICE MARKETが開催されています。

サービス

  • 2010年01月04日

新しく購入した複合機に紙詰まりのマークが出て動かなくなってしまいました。
定価150万円もするA3対応のレーザー複合機なので大きくて何やら複雑に出来ています。
動かなければ大きなただの箱です。
中を開いてみてもどこにも紙が詰まっている様子がありません。
どうしたものかなと思い複合機に貼ってあった連絡先に問い合わせました。
Fuji Xeroxのサービスセンターに繋がりました。
すぐにお伺いしますとの事です。
そして15分も経たない間にオフィスに到着したと思うとセンサーの異常箇所を分解整備して修理してしまいました。
プロの対応です。
余りに早い到着なので偶々近くに巡回していたのかと思いきやサービスセンターが近くにあったそうです。
それでも素晴らしい対応でした。
オフィスにおいてネットワークの故障やプリンターの故障はとても困ります。
家庭で水が止まってしまうのと同じ事です。
故障は無いに越した事はないですがいざ発生した時の対応の素晴らしさは見習うものがあります。
自分の会社も一流のプロとしてのサービスを常に提供していきたいものです。

読書 

  • 2010年01月03日

同業者である野口吉昭さんは一日で30冊を読めと言われますがそこまでの速読は中々困難です。
それでも正月休みを利用して20冊以上を読むことができました。
新しい知識が増えていくのは大変楽しい事です。
勉強を止める時はプロを辞める時だと考えています。
本で読んだ知識を消化しそして実践へ昇華していく事が求められます。
知識が増えると中途半端な事を言っている作者よりも知識量が多い事に気がつくことがあります。
そこまできてようやくプロの領域に達する事ができたと納得できる時があります。
月々の本代も相当な金額になりますが仕事に跳ね返ってくるので苦になりません。
読んで得をしたなと思える本に出会えた時は快感です。
その反面お金を無駄にしたなと感じてしまう時もあります。
失敗を減らす為には題名だけで購入するのではなく大きな書店に行って内容を少しでも確認してから購入することがおすすめです。
大量の本をかごに入れながら一つの売り場から中々動かない事がよくあります。
やはり読書が好きなのでしょう。

明けましておめでとうございます

  • 2010年01月01日

新年明けましておめでとうございます。
今年はどんな年になるのでしょうか?
皆様にとって幸多い一年になりますことを祈念いたします。
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2日から新宿小田急でISHIGAKI SPICE MARKETイシガキスパイスマーケットが始まります。
いしがきブランディングプロジェクトの一環です。
ブランド構築は急にはできません。一貫したメッセージと理念の積み重ねが必要です。コンサルタントとして微力ながらお手伝いさせていただいております。
大晦日の晩に搬入のお手伝いをさせていただきました。
みなさんも是非足をお運びください。
2010年新春第一弾企画。今回のサンドリーズ・アレーのテーマは、新春らしいフレッシュなクリエイターズ特集です。
全国でいち早く春夏の息吹を伝える「日本の中の南の国」日本中から新進気鋭のクリエイターが集う島、石垣島をフォーカスした、「イシガキ・カルチャー」をご紹介します。
期間 2010年1月2日(土)〜2010年1月12日(火)
ISHIGAKI SPICE CREATER’S MARKET とは・・・。
イシガキ・スパイス・クリエイターズ・マーケット
石垣島の地域活性化を目的とした「石垣ブランディングプロジェクト」のひとつで、石垣島に本拠を構えるクリエイターが結集した「石垣島セレクトショップ」です。
ISHIGAKI SPICE MARKET(イシガキ・スパイス・マーケット)は、石垣ブランド・商品の販売を通じて環境・健康に配慮した持続可能な暮らし、次世代の消費スタイル、ニーズである『*CRM(コーズ・リレーテッド・マーケティング)』を取り入れた“*エシカル・ライフスタイル”を、「山と海に恵まれた日本の中の南の島」石垣島から提案、 都市生活者の暮らし(ココロとカラダ)を豊かにするお手伝いをいたします。
石垣ブランディングプロジェクト
 平成19年度から「持続可能な観光産業」+「地 域内経済循環」=「島(島民)が豊かになる」をテーマにスタート。
 事業の中から「経済発展」と「環境保全」を両立させる仕組みとして「いしがきエコアイランド推進事業」が始まりました。
 「島の原風景を取り戻そう!」を合言葉に島民と観光客が一 体となって有機的な社会を構築することが目的です。
 推進事業の中から、平成20年6月には「石垣島カーボンマイナスツアー・ハッピーエイト」を商品化。
昨年12月7日〜25日は「東京ステーションエコプレゼント」のAコース一等賞に選ばれました。
http://ameblo.jp/shokokai-ishigaki/

年末の御挨拶

  • 2009年12月31日

本年も格別の御贔屓を賜り誠にありがとうございました。
無事に一年を締めくくることができました。
スタッフを代表いたしまして心よりお礼申し上げます。
振り返れば創業以来ずっと走りまわっていたような気がします。
文字通りゆっくりと歩いた記憶がありません。
昼ご飯をまともに食べられた日は半分も無かったと思います。
多数のプロジェクトを各人が納得いくまで追求して約定していくためにスタッフ一同邁進してきました。
それは単にビジネスを発展させてきたということではなく、仲間との信頼関係を築き、
社会的意義のある事業を行っているという自信に繋がったのではないかと感じております。
この一年間でどれだけ多くの笑顔を生み出したのでしょうか?ちょっと数えてみました。
雇用の機会や生活報酬を提供させていただいた方の数だけでも2000名にのぼります。
途上国が大多数をしめますがそれでも大きな数字だと思います。
昨年の10倍、一昨年の100倍になります。
来年は既に幾つかのプロジェクトを実施する事が決まっております。
コンサルティングファームとして広い視点と鋭い洞察力を駆使して引き続き問題解決のお手伝いをさせていただいて参ります。
CSRの中でも環境分野が占める割合が大きくなってきています。
CO2削減は急務です。しかしCO2だけで環境を論じる事は危険です。
輸送にかかわる排出量が少ないからといって汚染にまみれた近場の商品を使うのでは本末転倒です。木を植えるのが良いと行って闇雲に植えてしまったら生物多様性の面から悪影響が出てしまう可能性もあります。
世界には貧困に喘ぐ人々が沢山います。人道支援と絡めた活動も求められています。
現在進めている幾つかのプロジェクトに関しましても来年早い段階でリリースさせていただく
予定です。
これからも様々な角度から取り組む独創的な存在としてもっと多くの方々に雇用を創出し、真に役に立つ活動を展開してまいる所存です。
よい年をお迎えください。

代表 中西武志

墓前

  • 2009年12月28日

この1年間で3回目の墓参りです。
インドネシア映画の父と呼ばれた祖父の安眠している墓地がジャカルタにあります。
墓参りするたびに不思議なことがあります。今年40年ぶりに祖父の作品が見つかり東京国際映画祭で上演されました。

墓で暮らしている人々がいます。寝起きを墓地でしているのです。
彼らに墓を綺麗にしてもらいます。
最近では私の顔を覚えていて墓地に到着するなり案内人が数名つきます。
越境の人。
三つの名前を持つ男。
激動の時代は熱い生き方をした人を作り出しますね。
墓地に花びらを沢山かけて生花を飾りました。
ポケットに入っている金を残らず彼らに渡しました。
ちょっと多かったのでしょう。
金は無くなりましたがふと気持ちが楽になりました。

常在戦場

  • 2009年12月27日

ジャカルタの街は本当に大きくそして中心部は進んでいます。
2億4千万人もの人を満遍なく富ませるだけの国力は無く貧富の差がとてつもなく大きいのがこの国と特徴です。

国連の安全基準値から考えても西ティモールは特別危険な状況ではありません。
しかし今回は東ティモールからの難民と原住民の間での騒動が小規模の暴動にまで発展してしまいました。
私は武勇伝を話すのも聞くのも苦手です。大方の武勇伝は誇張されたものであるからです。そして私は途上国での仕事が多い分自衛には注意を払っている方です。
今まででホールドアップに3回に遭ったことがあります。
いずれも20年程前の事です。
それ以来安全は金である程度買える事に気がつきました。
飛行場からの送迎も前もって手配しておきますしホテルもセキュリティーがしっかりした所を選びます。
夜の街も勝手が分からない時には出歩きません。

それでもジャカルタでは今年もホテルでテロがありました。
国連はむしろ標的にされる事もあります。
安全には気を配りますがそれでもどこかで判断を下さなくてはならないことがあります。
国境なき医師団で避難について学ばせていただいたことが知識として役に立っています。
過信も油断も禁物ですが過度に騒ぎ立てるのも戴けません。
今回はプロのドライバーと本部との頻繁な情報のやり取りで暴動が起きている地区を難儀する事無く通り抜けることができました。
歴戦錬磨の強者達の意見に今回は従って正解でした。
別に命が惜しい訳ではありません。
肚をくくっている分肝は座っています。気持ちの乱れ等微塵も起きませんでした。しかし不注意で志半ばで止めなくてはならないのが辛いだけです。
そんな考えをしてしまうのは実に親不孝者ですね。
日本は平和です。平和の時代に産まれ育ってきた世代はそれが当たり前のように思っています。
平和の有り難みを噛み締めながら謳歌するのがよいのでしょう。
しかし現実は違います。
日常生活で嫌な事があった時等落ち込んでしまうものです。
しかし本当に大変な事なのでしょうか?
振り返ってみて私はなんて実に些末な事に拘り思い悩んできたのだろうかと考えることがあります。
今にして思えばごみ程の価値もないものでした。
命さえあればやり直しができるのです。
常在戦場。
心掛けだけでもしっかりとしていたいものです。

WFP FOOD FOR CARBON FREE PLAN 1

  • 2009年12月26日

い出張でした。やっとジャカルタに帰ってきました。
WFPとの共同事業 WFP FOOD FOR CARBON FREE PLANのモニタリングに西ティモールに行くのが目的でした。


何度も来た行程とはいえ日中の車での移動が400kmにもなるのは中々過酷です。
勿論高速道路はありません。

3月に訪れた時とは見違える程土質が改善されておりそして面積も増えています。
夏には豆類やトウモロコシ等が収穫できて貴重な現金収入を得る事ができたため村人は大変喜んでいます。

今年はカシューの木3万本、ジャトロファ6万8千本を植える事ができました。
ジャトロファは既に実をつけているものもありました。

きちんと時期を選んで専門家の意見を聞いて植え付けたので活着率は大変素晴らしい状態です。

雨期ですが今のところ恵みの雨が毎晩降ってくれています。
現在は108ha程ですのでまだそれほど大きな敷地面積ではありませんが炎天下の中のモニタリングのためあっという間に日焼けしてしまいます。
ここ数日間で真っ黒に焼けてしまいました。

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みんなの党 70回

  • 2009年12月18日

今日はみんなの党の方々とお話させていただきました。
実に若く、エネルギッシュで、聡明な方々です。
何よりよく勉強されている方々です。
私もコンサルタントとして自分の背丈の数倍の本を読み経験を積んできました。
専門家ですから当然です。
しかし政治家は経済や環境の他に防衛、教育、福祉、税等実にカバーする範囲が広くそして深い知識が要求されます。
私の専門分野だけをとっても、みんなの党の方々の知識は深くそして機智に富んでおられます。
全ての分野で変える力を持っているのが政治家です。
影響力が絶大である以上、核心まで追求し解決方法を見いだす途方も無い作業が必要です。
川田龍平議員から受け取った最新の著「誰も書けなかった国会議員の話」を早速拝読しました。
市民目線で書かれているのでおすすめです。
国家議員の日常が詳しく書かれていて政治家が身近に感じられると思います。
私には彼らが幕末維新の英傑にも思えてしまいます。
少人数だけども強い信念と行動力を伴った人々。
日本を変える権利を国民から与えられた方々です。
だからこそ切磋琢磨してリーダーシップを発揮して欲しいものです。
私の拙い話をお聞きいただいた議員の方々およびみんなの党の全ての関係者の方々に御礼申し上げます。
そして渡辺喜美代表をはじめ皆様の今後に大いに期待しております。
精一杯のエールを送りたいと思います。
頑張ってください。

これで今年最後の講演が終了しました。
丁度70回開かせていただいたことになります。
少なくないですね。
明日から国連WFPとの共同プロジェクトのモニタリングの為にティモールに旅立ちます

76 ムートンルートシルトと耽る夜

  • 2009年12月17日

石垣島から帰ってきました。
我が社の忘年会です。
忘年会が開かれると聞きつけた方から嬉しい差し入れをいただきました。
76年のCheteau Mouton-Rothschild
御礼申し上げます。

何事にも沈着冷静な池田取締役のコルクを抜く手が震えているようです。
ところで珈琲カップで飲んでよいのでしょうか?
至福の味。
30年以上も経って円熟されています。

その後開かれた忘年会では歴代のインターンも参加してくれました。
とにかく話題が多く実に様々な事を話します。
全く気さくな話題ばかりです。
いつも目を吊り上げながら働いているスタッフ達にとって少しばかりの息抜きなのです。
雑談の中から産まれてくるアイデアもあります。
私は議論の為に議論を重ねる事は好きではありません。
単に時間を浪費しているだけだからです。
また口先だけで行動を伴っていない事は好きではありません。
今まで多くの同業者やフリーのコンサルタントに会ってきました。
彼らの多くが優秀な方々でした。
しかし残念ながらその多くが仲介屋に留まっていました。
いわゆるinformation brokerです。
何故でしょうか?
これは業界の人々が陥る罠だと思っています。
人や物を繋ぐだけでは化学反応は起こりません。
どんなに辛く厳しくても理念を忘れず自ら考え活動することを続ける事。
色々な考えがあるでしょうが私にはこれだけは捨てられない事なのです。
効率も悪いこともあります。
試行錯誤しながら進まなければならないからです。
決して一人ではできる事ではありません。
皆と食事をしながらそんな感慨に耽ておりました。
スタッフの皆さんと応援してくださるステークホルダーの皆様全てに感謝です。