クリスマス

  • 2007年12月25日

(続き)
2回目の作戦の陣頭指揮を取ったのがアジアに縁が深い元イスラエル人外交官アシェル・ナイムであった。彼は56年から60年まで在日イスラエル大使館に外交官として勤務していた。またソロモン作戦の翌年以降は韓国でイスラエル大使として活躍した。

血と宗教だけで結び合うユダヤ人。それがエチオピア建国の祖メネリク一世といわれている。3000年もの時を遡る壮大な話。その背景にはイスラエル内部の政治的な思惑や、パレスチナ人との人口比競争などの現代の問題があった。現在でも数万人の「ユダヤ人」がエチオピアに残っているといわれている。イスラエルはこの2回の大規模な移送作戦でほぼ全てのユダヤ人が帰還したとする認識を取っているにも拘わらずである。
エチオピアには、イスラエルでの厚遇を期待して、自分たちはユダヤ教徒であると主張する人々が後を絶たない。
是非の議論はともかく、日本では想像もつかない壮大な話である。

クリスマスイブ

  • 2007年12月24日

いつか行ってみたい場所。エルサレム。
クリスマスにちなんでエルサレムの話を一つ。
1985年のモーゼ作戦と1991年のソロモン作戦は有名だが、実はその陣頭指揮を執った人がアジアにとても縁の深い人だという裏話はあまり知られていない。
本当にソロモン王とシバの女王は存在していたのか?
アフリカのエチオピア、特にその北部には、ソロモン王とシバの女王の末裔のファラシャと呼ばれるユダヤ人が古代から暮らしていたと言い伝えられていた。
エチオピアには建国神話がある。紀元前1000年頃にソロモン王とシバの女王との間に子供ができたと伝えられる。
エチオピアでも差別を受けていた彼らを、ユダヤの地イスラエルに極秘に空輸する作戦がモーゼ作戦である。
イスラエルは、そのエチオピア系ユダヤ人をイスラエルへ秘密裏に1985年のモーゼ作戦と1991年のソロモン作戦で空輸した。特にソロモン作戦は軍用機を用いて1万4200人を僅か25時間でイスラエルに帰還させた大作戦であった。シオニズム運動(シオンとはエルサレム市街の丘の名前である。そのシオンに帰るという運動)の一環だといわれている。

85年といえば一気飲みと夕焼けにゃんにゃんがはやった時期である。中曽根内閣の民活路線のもと、3公社の民営化が決定した年だ。
91年といえば最初の湾岸戦争勃発、牛肉、オレンジ自由化、証券会社の損失補てん事件
の年だ。
エチオピアでは移民が禁止されていたので、ファラシャたちは数千キロを徒歩でスーダンの難民キャンプまで移動した。その行程は厳しく、多くの命が飢えや、盗賊に襲われて失った。


明日に続く

土曜日のランドマークタワー

  • 2007年12月22日

最近のサンタは大勢いるらしい。しかもピースサインをしてくれる。


雑誌オルタナに弊社の事を記載いただきました。

最近の記事

  • 2007年12月21日

財界の1月15日号にも弊社の事を記載していただきました

カーボンフリーコンサルティングは環境ベンチャー企業として
①温室効果ガスの測定
②オフセット(相殺)植林事業を積極的に展開しています
また温室効果ガス削減の為のコンサルティングも行っております
ご相談は無料です
温室効果ガスの測定
主たる温室効果ガスである二酸化炭素をはじめ京都議定書で算定対象に定められている6種類の温室効果ガスの排出量を法人・個人にかかわらず正確・詳細に測定いたします。
オフセット(相殺)植林
測定した温室効果ガスの量に見合う分と相殺できる分の樹木をお客様に代わって植林いたします。植林は中国(2箇所)とインドネシア(1箇所)で行います。これは単にコスト負担が少なくするだけの目的ではなく、環境悪化が進行している地域、特に砂漠化、黄砂流出地域、過度の植林伐採地域を選定して、植林のプロフェッショナルが責任を持って植林いたします。
また、生育状況のレポートは勿論、現地視察ツアーも実施可能です。
ご相談は無料です。大小にかかわらずご遠慮なくお問い合わせください。

手帳

  • 2007年12月20日

ずっとLETTSの手帳を使ってきた。およそ十年。色はいつも黒。1ページ毎カレンダーになっていてメモも取れるしスケジュールも管理出来る。おまけにA4サイズだからちょっとした書類を挟めておける優れもの。イギリス製。機能的である。
しかしちょっと堅すぎる。もっと柔らかめの手帳はないものかと色々と捜していた。もう何年も。めでたく来年の手帳に仮採用されたのはMoleskineの手帳である。
200年間もの歴史を誇る。アンリ・マティスやゴッホ、アーネスト・ヘミングウェイたちに愛されてきた。オイルクロス製の硬い表紙と上質中性紙は手帳を酷使する私にはもってこいである。『頑強な表紙を閉じておく為のゴムバンドやリボン栞が組み込まれ、裏表紙内側にはカードボード・オイルクロス製の拡張ポケット付き』と、宣伝マンみたいになってしまった。
相当期待はしているが過去に仮採用されたものの一週間もった手帳はないんだよな。毎年、途中からLettsに戻ってしまっているのである。

大阪生まれの大統領

  • 2007年12月20日

お隣韓国の大統領選挙の結果は大方の予想通り20代から30代の若者層の支持を集め李明博氏が勝利した。今後の経済の舵取りに対する期待の表れである。88万ウォン(約10万円)とは大卒の非正規職の平均給与額だ。20代は韓国で「88万ウォン世代」と呼ばれている。大卒就職率は48%まで低下している。明らかに盧武鉉政権の経済運営は失敗だった。


リクルーティングで随分と色々な国の学生をインタビューしてきた。ボストンフォーラムでは一日に100名以上の学生をインタビューした。面接した学生の大半が日本人にも関わらず最終候補に残るのは韓国人留学生が多かった。高い学費を支払い留学しているにもかかわらず英語すらろくに習得していない日本人留学生が多かった。韓国人留学生のハングリー精神というかガッツには到底かなわない。私にはわからないが戦後の日本を復興させた世代のサラリーマンには同じようなガッツがあったのではないかと思う。経済至上主義に対する是非はともかくとしても、あまりの頼りなさに日本の将来を危惧してしまう。ゆとりある教育プロジェクトの文化省の責任者だった輩は、猛烈な進学校の理事に転身している。韓国名物の猛烈受験地獄が正しいとは思わない。しかし、円周率を3にしてしまう教育が正しいとも思えない。世界と学力テストで比較して、科学と数学の得点はOECD平均を上回っている。〇六年調査で日本は科学六位、数学十位、読解力十五位である。わずか六年前には日本は「科学」二位、「数学」一位、「読解力」八位だった。調査対象の高校一年生は学習量が軽減された「ゆとり教育」世代に当たる。すでに中央教育審議会はゆとり教育からの方向転換を示している。


猛烈に働く人の多い韓国。その中でも、現場重視で「死ぬほどの仕事ぶり」といわれる男。「ブルドーザー」李氏は「危機にある韓国経済を再生させる」と勝利宣言で述べた。薄汚れた高速道路下の溝川を綺麗な河にしてバス専用道路を設けたソウル市長時代。猛烈な実務家である。個人的な意見ではあるが、経済至上主義に代わる何かを日本が示すことができるのであれば、経済が後塵を拝しても構わないかもしれないとは思っている。しかしその片鱗が見てこない。小さな利得にしがみつき、大局を見失ったようだ。一昔前の日本のエリート像は脆くも崩れ去っているというのに、勢いのある20代が育ってきていない。これもITバブル崩壊の余波なのだろうか?
日本人は勤勉であるといわれる。今の世間にも当てはまるのだろうか?私には甚だ疑問である。確かに心の優しい人の多い国だろう。しかし、世界的競争力において過去の栄光に縋りついてばかりいては追ってくるものに容易にその座を譲り渡してしまうだろう。


イルミネーション

  • 2007年12月19日

横浜にはKing, Queen, Jackと呼ばれる場所がある。もちろん絶好の撮影ポイントだが、夜景を撮るならランドマーク周辺はいい場所だ。








UFO?

  • 2007年12月18日

ちょっとばかし忙しいのである。ニュース番組に生出演して、すぐにパーティーに出席した。そして再び外出しなくてはならない。というわけで、今日は一枚だけ。バルブ撮影の教科書通りの一枚。

チェンジメーカー

  • 2007年12月17日

社会起業家という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ソーシャル・アントレプレナーシップ、ソーシャル・ベンチャーという新しいビジネスモデルである。海外ではすでに認知されている言葉である。小生のビジネスは環境ベンチャーなどといわれるが、社会起業家だと自認している。

これからは社会起業家が世の中を変えるはずだ。

「そろそろ、奉仕の理想が成功の理想に取って代わるべき時である」by アインシュタイン

ベンチャーといえば、株式を公開して、六本木に住んでフェラーリを乗るなんてイメージがあるが、当社はそれと対局の会社である。
もっと「やりがい」とか「社会貢献」に重きを置きつつも、民間企業だから収益も確保するのである。

先週取材にきた新聞記者が言っていた。「日本では毎年10万もの企業が設立されている。3年で半分は無くなっている。5年で85%が無くなっている」
すごい数字だと思う。85%もの会社が5年でなくなるということは、会社設立時の「常識」とされるものは疑ってかからなければならないだろう。



弊社は代表の私がほとんどすべてこなす。細かい仕事でもやってしまう。できないのは専門知識のいる植林だけだ。植林なんて植えればいいだけだなんて考えることは大きな間違えである。これほど専門知識のいる仕事はない。植えることは簡単だ。しかし、大きく育たない。数年たつと枯れてしまう。起業と同じである。


コストを抑えるところはとことん抑える。特に初期投資は抑える。大きく張らなくてはならないところは先駆者利益を目指して張る。確固たる信念と盤石な備えもって、世の流れをきちんと見極めなければならない。それがなければ起業などリスクが大きくてリターンに見合わないものだろう。
お散歩4日目−コンビニおにぎりを歩きながらほお張る。これでお散歩時間を捻出できた





















横浜駅西口。こんな雑踏の中を流れる川にもカモメがいっぱいいる。人々は気にも留めずに足早に去っていく。屋台通り。撤去すると役所が言えば愛好者から一斉に反対の声があがる。夜の街の昼の顔。




秘密兵器

  • 2007年12月16日

久しぶりに器を作った。土に触れると気持ちが落ち着く。暫く轆轤を廻していなかったから腕が落ちているかどうかが気になったが問題ないようだ。身体に染み付いているらしい。有難い。小生は中皿や大皿を作るときには牛べらを使う事が多い。有田焼ではよく使われているへらだが、小生は土物を作るときにも用いる。なんともいえないやわらかい曲線が描ける。


轆轤を使うと丸い作品ができる。当たり前だ。普通に作れば単調な綺麗過ぎる作品になってしまう。それでは作家物にはならないのである。味を引き出すためには琴線に響くようなカーブが必要なのである。この牛べらはそのための秘密兵器なのである。公開したら秘密じゃなくなるが。値段もピンキリだが、削りだしでなければならない。この形に削ったものである。いいへらは程よい弾力と手にしっくりとなじむ。道具にはついついこだわってしまう。


話は変わるが、凄い量の落ち葉が庭を埋め尽くしている。
落ち葉を片付けるのにも秘密兵器を持っている。ゴルフ場などで見かけるブローである。これは極めて優れものである。落ち葉も大量にあると掃除が大変であるが、これさえあればあっという間にきれいになる。夏場の草刈機と共に欠かせない秘密のマシーンである。

今日はロンドンに暮らす友人が湘南に遊びに来てくれたので案内をした。久しぶりに自分の時間を持てた休日になった。