終着地

  • 2009年06月27日

米子に来ています。
昨晩電車で移動してきました。海の近くの美しい町です。
日本海の旨い魚をいただきました。地魚、地酒に地の野菜。美味しい地産地消は贅沢ですね。

当社は環境コンサルティングを行なう会社ですが、自社で排出権申請から省エネコンサルまで行なっております。中でも洞爺湖サミットの為に開始した十勝千年の森内での植林、国連世界食糧計画WFPとの共同事業を西ティモールで実施しています。内モンゴルの現地政府と黄砂や砂漠化防止のために大規模な植林も実施しています。鳥取大学の乾燥地研究センターとは縁の深いものがあります。今日は鳥取大学にお邪魔いたしました。
広いキャンパス。山と海に囲まれとても環境の良いところです。
しかし漁業関係者に聞くと磯焼が広がり漁獲量が減少しているそうです。
海洋緑化協会の活動が展開できる条件が揃っています。そんな事を考えながら移動していました。
大学には事業化できそうな研究が沢山埋もれています。文字通り埋もれていてちょっと掘り返すと大きな可能性の秘めたものがあります。
私は大学の研究室とはなるべく近い距離を保っていようと考えています。

走り回っていたため朝ご飯も昼ご飯もなしでした。
結局食事にありつけたのは夕方でした。
食べられる時には食べておくのが基本ですね。
今週は沖縄から始まり関西に行き最後は鳥取でした。
数多くの方々のご尽力とご厚意により色々な事ができました。
まだ確認していませんが出張中にも多くのメディアに取り上げていただいたそうです。自分や自分の会社が名前を売るつもりは全くありませんし、その必要等ありません。むしろ表に出る事は私のビジネススタイルではありません。
私どものような会社はその存在を控え目にして裏でお手伝いをする役割を担えば良いのだと思います。
あえて表に出る時には、少しでも環境について取り組む意識啓発に繋がれば良いと思っています。少しでも環境悪化を食い止める実質的な活動を拡げていく事に集中したいとおもいます。

プロペラ

  • 2009年06月26日

島根に来ています。
伊丹空港から久しぶりにプロペラ機に乗って出雲に向かいました。

美しい町です。歴史があります。
松江にてアースサポート様のお招きでセミナーの講師をつとめさせていただきました。60名程ご参加いただきました。
尾崎社長を始めご尽力賜ったスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
メディアの方々も参加くださり早速山陰中央新報紙に御掲載賜りました。

剥がれたソール

  • 2009年06月25日

大阪に来ています。
父方の実家が大阪なので幼少から何度も訪れた町です。
私は大阪では何店か気に入っている店があります。
以前紹介したネギ焼きのやまもともそうですが、ご存知がんこ寿司も何度か寄らせていただいています。
昨晩も夜遅くまで開いていてくれたので食事にありつけました。
ここの湯葉の握りは逸品です。少し生姜が乗っています。
大阪の夜の町を跋扈します。
少し足元に違和感を覚えました。
ちょっと突っかかる感じがします。看てみるとつま先側のソールがはがれていました。
またしても靴ソールがすり減ってしまいました。
何回ソールを変えたでしょうか。仕事をするというのはよく歩く事なのかもしれません。
Berlutiの靴はロンドンで購入したものでしょう。工場に行く時も出張の時も履いていってしまうので相当過酷な使い方をしています。
ソールを何度も張り替えて再生します。
高い靴ですがきちんと手入れすれば一生ものなのです。
手入れしていないからソールが剥がれてしまうのですが、腕利きの職人の手に掛かれば何とかしてくれるでしょう。
旅は続きます。

慰霊の日の夜 那覇で

  • 2009年06月24日

沖縄に来ています。
昨日は慰霊の日でした。
知らない方もいるかもしれません。
沖縄の組織的戦闘が終焉した日です。
役所や学校もお休みです。
三味線の音が街に響きます。
麻生総理も駆けつけてこられました。
今日は朝から新聞社の取材2件、雑誌社の取材1件、記者会見1件というスケジュールをこなしました。記者会見にはテレビ局2社もご参加いただきました。御礼申し上げます。
石垣島の環境ブランディングの一環でまずはカーボンマイナスツアーを実施いたします。
JTA (JALグループ)、国際旅行社、石垣市商工会、沖縄県産業振興公社とともに沖縄県庁記者クラブでの会見でした。
カーボンオフセットは京都議定書に則った森林吸収源の排出枠を用いる事により日本の削減目標に貢献いたします。

先日三井住友銀行様との共同プレスリリースで掲載されたものを使用いたします。
またカーボンマイナス部分はフクギ(福木)の植樹をツアー参加者が行ないます。
フクギは防風林として古来より使用されてきましたがその他にも赤土流出防止に貢献いたします。幹の皮は織物の染料に使用されています。
八重山の美しい環境を取り戻すための小さな一歩に繋がると思います。
少しずつ活動を拡げて大きな輪にしていければ良いなと思います。


20th

  • 2009年06月21日


参議院議員浅尾慶一郎さんとの対談会を催しました。
当日の朝には浅尾さんはビーチクリーンにも参加されました。
環境問題にも大変詳しい方です。
人工光合成についての大きな可能性について語っていただきました。
対談の最後には2008年短編アニメーション部門アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」を流しました。
結局1時間半の講演に対し、その後のGreen Drinksは5時間にも及びました。
理論派であり行動を伴う有能な国会議員と膝を突き合わせて語り合うことによって産まれることもあると想います。
経済、教育、福祉、防衛そして環境と、生活に不可欠な事を全て変える力を持つのは唯一政治です。
だからこそしっかりとした考えをお持ちの方と同じ目線で話し合う事が大切なのだと考えています。
ご参加された方々、開催にあたりご尽力を賜った方々には心より御礼申し上げます。
誰にも伝えていなかったのですが、実は誕生日でした。
有り難い事にどこからか話しが伝わったのでしょう。
皆さんにお祝いしていただきシャンパン、綺麗な花束そしてケーキを頂戴しました。
本当にうれしく感じました。ありがとうございました。
大変思い出深い一日になりました。



60

  • 2009年06月18日

朝一番。街頭演説を終えたばかりの浅尾慶一郎議員にご挨拶をさせていただきました。20日に座談会でご一緒させていただく予定です。
沢山ご来場いただければ良いのですが。
電車に乗り八重洲で開かれる講演会に向かいます。
60名程の参加者。ご清聴ありがとうございました。
修了後工場周り。私は現場に入るのが好きなのです。
夕方から開港記念館で開かれたYESカウントダウンミーティングに参加しました。
YESとはYokohama Eco Schoolの略です。横浜市が音頭をとり市民レベルから温暖化防止のための活動を進めていくための組織です。
国立環境研究所の江守正多さんのお話しを伺いました。
物理的な検証結果は大変説得力がありました。
日本では未だに温暖化懐疑論や短期的なデーターのみを取って温暖化が終了した等という誤った説が跋扈しています。
大変残念な事です。
それを打ち消すためには江守さんの物理的な検証は大変有益です。
2008年短編アニメーション部門アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」を観ました。とても良い作品です。江守さん曰くあんなにも急激な海面上昇はありえないそうですが。
それでも南極が融けると60mも上昇するとのことです。

decade

  • 2009年06月15日

京都から帰るとその足でYGPN設立総会へ顔を出しました。
YGPNとはヨコハマグリーン購入ネットワークの事です。
グリーン購入とは、そもそも『購入』の必要性があるのかを十分に考慮し、
品質や価格だけでなく環境の事を考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することです。
設立に奔走された横浜市職員の方々、大川印刷の大川社長をはじめ多くの関係者の方々のご尽力に御礼申し上げます。
土曜日は赤坂で200名の学生へのプレゼンでした。
溢れ出る好奇心と野心を胸に秘めた学生と話すのは大変刺激になります。
若者と言っても早熟な方もいますし、驚く程優秀な学生もいます。
私は大臣と会おうが学生と会おうが態度を変えることはありません。
そのかわり学生とも正面から向き合い、時には厳しい言葉で対峙します。
真剣勝負です。
相手も私の意図が分かっているからでしょう。
どんなに厳しい言葉を浴びせた後でも直ぐに戻ってきます。
相手の事を想っていっている事ならば時間が経てば肚に落ちるものです。
彼らの全てと話す事はできませんでしたが50名程は名前も記憶することができました。彼らの10年後が楽しみです。

KYOTO

  • 2009年06月12日

京都に来ています。
この街で新たなプロジェクトが開始されます。
グループ会社の3名でプロジェクトチームを構成し、朝から深夜まで動いています。それぞれの専門分野で綺麗に役割分担ができ迅速な対応がいつの間にか出来るようになってきました。
相手に対する絶対の信頼性が産み出すプロの相乗効果というものなのでしょう。無駄を極端に省いた組織の理想的な形ができてきました。
私には分からないことがあります。うまくできないこともあります。
だからこそビジネスパートナーにその部分は最初からお任せしイニシアティブを取ってもらいます。
長い時間を共に働かなければ分からないコラボなのでしょう。
 


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資本主義の焼け野原へ

  • 2009年06月10日

CARBONFREE CONSULTING USAの社長ERICと、日本のお客様を訪問しています。
昨日も3社3工場を訪問させていただきました。
彼にはいつも触発されます。とても良い刺激です。
時代の先を行く視点、大胆な発想、フットワークの軽さ。東大で法学博士を取った弁護士だからでしょうか?
精緻さとスピードの早さは希有な存在です。
工場を訪問して驚くのは欧米のリサイクル事業との差です。
欧米では焼却せずにちょっと掘って山のように積み上げていく埋め立てが一般的です。
サーマルリサイクルの比率も少なく、一部にマテリアルリサイクルが行なわれているのが現状です。
アメリカの資本主義経済は崩壊したのでしょうか?
金融機関のみならず米国のシンボルGMのchapter 11は予期していた事とはいえ精神的にも影響がありました。
大きな舵取りが必要です。
そして既にその大きなうねりが動き始めています。
米国の資金力、政府の迅速な対応等は一度方向性が定まった時にはとてつもないパワーを産み出します。
今は資本主義の焼け野原でしょう。
しかしその下には既に芽を出している草花があります。
私は焼け野原で活動するつもりです。

設立総会

  • 2009年06月06日

(社)海洋緑化協会の設立総会を青山で開催いたしました。
雨模様にもかかわらず様々な企業、メディア、学識者がご参加くださいました。
世界で6番目に大きい面積を有する海洋大国日本。
磯焼けにより生物が住めないような磯が増えてきています。海藻が育つ事ができず、砂漠化が広がる海。50年後には世界から魚がいなくなるという学者もいます。海藻やプランクトンの減少により二酸化炭素吸収も含め大幅に機能低下に陥っています。
海藻からバイオエタノールの製造も可能です。
http://www.oceangreen.or.jp/
添付の写真は山口県の実験です。(山口県立水産高等学校からご提供いただきました)
鉄炭団子(使い捨てカイロの中身を米をつなぎに団子にして焼いたもの)を海洋においただけです。
差異は明らかです。副理事長のEricさんが世界12カ所での実証結果も報告してくださいました。
鉄イオンの効果で海藻が半年で大幅に増えました。
小魚の隠れ家であり産卵場所であります。ヘドロも浄化する作用もあるといわれています。
きちんとした検証を行い、日本独自の温暖化対策を推進していきたいと思います。

対照区

実験区