Green flash

  • 2010年12月30日

太陽が沈む一瞬に緑色の光を放つ。
そのgreen flashに願いをかければ叶うと言われています。
水平線の彼方に沈む太陽。
何度も見た光景です。
しかし一度も green flashは観たことがありませんでした。
条件は水平線に雲がないことです。
昨日はまさに条件が揃っていました。
そして今まで何度も期待して裏切られてきたので半ば諦めてみていました。
しかし観てしまいました。
美しい光でした。
驚きでした。感動でした。
感動したあまり写真は勿論のこと、願いも忘れてしまいました。
美しい緑色に輝く光。あの緑は文章で表現し難い色でした。
一生で何度みることができるのでしょうか?
みなさんも水平線や地平線が見える所に行ったらいつか観られるかもしれないですよ。

平和についてあらためて考える

  • 2010年12月30日

武器を捨てたら平和がおとずれるか?
ルワンダの80万人以上とも言われるジェノサイトで使われたのは銃器ではなく棍棒とナタでした。核兵器や銃がなくても人は簡単に殺せます。
スリランカでは反政府組織を根絶やしにして平和がおとずれた。
平和的な解決ではなく武力による制圧で平和になった訳です。
シオラリオネでは50万人を殺害したRDF幹部に恩赦を与えるどころか副大統領にまで抜擢した。6千人にも上る子供兵を作り、手足を切断した子供たちが数千人にも達したにも関わらず。
その兵士の多くが伊勢崎賢治さんのチームが作った学校で平和についての教育を実施していたにもかかわらず多くの志願兵が産まれてしまったのです。
無理矢理連れてきて洗脳したのではなく志願した子供たちです。
哀しい話しですね。
暴力の魅力。カッコいいと思う子供が多くいたからだそうです。
そこまで譲歩しなければ和平ができなかったのです。
国連は内政干渉を避けるという名目のもと大量殺戮が終了するか長期泥沼化しない限り軍の派遣は行ってきませんでした。また拒否権を有する常任理事国が当事者になった時にも配慮しながら活動を展開するしかありませんでした。
伊勢崎さんのお話を聞いてあらためて平和というものが脆くそして構築するのが難しいものだと再認識しました。
武力解除も、教育も、国連すら無力なのでしょうか?
泥沼化を避けるには放っておくか、短期決戦の革命しか支持しなければ良いのか?実に難しい問題です。負の連鎖を断ち切る具体的な手段はあるのでしょうか?
日本に平和がおとずれて久しい。いつまでも続いて欲しい。
しかしこの国がこれからも平和だと誰が保障できるのでしょうか?
近隣諸国の動きをみていると不安になります。平和な時代も終身雇用制度も僅か一世代しか続いていないのが日本の現実です。
AKB48が大人気なのも結構です。個人的にはAK47を廃棄することによる効果が本当にあるのか?あるのだったら廃絶の道筋をどうやって作れば良いのかに興味があります。
私は左でも右でもありません。
それにアイデンティティを感じる事はありません。そんな区別よりも、日本が世界に誇れる憲法9条は護っていき変えるべきではないと考えています。英語の原文を読むとより明確に意味が分かると思います。
名文です。拡大解釈の余地も言葉遊びの余地もありません。
しかし平和を維持する為の予防はとても大切なのだと改めて感じました。
年の瀬です。来年が平和な年になりますように。

ポリネシアトライアングル

  • 2010年12月30日

イースター島を後にして一路タヒチを目指しています。
PEACE BOATに乗船させていただき私の講演会が始まりました。
100名程の来場者に社会起業家についてのお話をさせていただいています。
今日からは年末を挟んでゼミを開催します。
今回は大学の教授もアドバイザーとしてお入りいただきより濃い内容になります。
バブルの時では20万社近く、それ以外の時でもほぼ10万社が毎年起業されています。
5年生き残る会社は僅か15%です。
営利目的の企業であってもこの数字です。若い方達に社会起業家という風潮を煽ることは戒めるべきだと思います。そして営利企業が収益の一部を社会貢献活動に寄付する行為も、社会起業家の行為も差異はないことをきちんと伝える必要があると思います。社会起業家は会社でありそして営利活動そのものが社会貢献になるというビジネスモデルです。NPOでもないし、どれが良いとか悪いとかカッコいいとか悪いとかの問題でもありません。
ビジネスモデルのアイデアだしから、プレゼンの技術、事業計画の立て方やフレームワークを用いたロジカルシンキング。そしてブランディング戦略など、知識を貯えることで著しくサバイバルレートが高まります。失敗しない為のお手伝いを年末年始ハワイ、ニュージランド、イースター島を結ぶポリネシアトライアングルで実施しています。ゼミ生はなんと100名。大人数相手に全力投球中です。

イースター島よりご挨拶

  • 2010年12月26日

皆様今年はどのような一年でしたでしょうか?
現在絶海の孤島イースター島に滞在しています。
この島に辿り着く為にアトランタに飛び、そしてチリのサンチアゴまでいかなくてはなりません。そこから国内線でおよそ六時間。
中々訪問できる場所ではないですね。
今年の前半に南極から帰る途中に寄ったチリからでは、大震災に遭遇せずに済みました。
4時間前に偶然サンチアゴを離陸してからおよそ10ヶ月で再び戻ってきました。
今年はスタッフ一同とても実りの多い一年でした。
CO2マイナスプロジェクトの運営など大手業界のお手伝いをさせていただく機会にも恵まれました。
総合環境コンサルティング企業として日本最大の取引件数を誇るカーボンオフセット事業の他に環境調査、生物多様性調査、コーズリレーテッドマーケティング企画運営など業務は多岐に渡っています。
今年は新たな取り組みを幾つか開始いたしました。
表参道アカデミーのおいてはCOOとして、チェンジメーカー育成の為の実践的な講座運営をしております。
営利企業であっても五年生き残る会社は僅かパーセントにすぎません。社会起業家養成を安易に煽るのではなく収益が上がる為の組織作りを目指した様々な講義を行っています。
機会がございましたら是非ご参加下さい。
http://www.change-the-world.jp/
また多くの人々に実際に頑張っている方々の生き方を紹介するProject Human と言う名のweb TVの放映も開始いたしました。各界から知名度は低くても夢を叶えるために蜂起された方々にフォーカスを当ててインタビュー形式でお応えいただく内容です。
是非ご覧ください。
http://project-human.jp/
来年はどんな一年になるのでしょうか?
笑顔が1人でも多くの人に産まれれば良いですね。
少しでも世の中に貢献できるように様々な構想が出来てきました。
具体的なビジネスプランを年末に煮詰めて新年を迎える予定です。
長文になりましたが皆様よい年をお迎え下さい。


サンチアゴ 旧市街

  • 2010年12月25日

サンチアゴは人口およそ4.7百万人の大都市です。
スペイン統治時代の名残の建築物が多いのが特徴です。
旧市街地を歩くと85年や先日の大震災を免れた建物を観て歩くことができます。
クリスマスは一年で最も店が閉まっている日なのでしょう。
お店の従業員も帰宅を急ぎます。
これから講演会の日々です。
どんな出会いがあるのか楽しみです。

クリスマスの出会い

  • 2010年12月25日

サンチアゴです。
南米に来ると肉。そして赤ワイン。
私の頭は極めてシンプルにできています。
しかし今日戴いたオクトパスは逸品でした。
チリは海岸線が長いのです。
魚介類は沢山とれます。
中でも蛸は実に美味でした。
蜂蜜とバジルソース。
日本ではそのような組み合わせはまずないですよね。
チリ産の白ワインも美味しかったです。
クリスマスイブのランチは一人飯です。

クリスマスディナーは二人で過ごしました。

といっても男性と二人です。紛争屋と環境屋。暑苦しそうですね。すみません。
実は以前からどうしてもお会いしたかった紛争解決請負人と世間では呼ばれている伊勢崎賢治さんとご一緒させていただいています。

トランぺッター。ジャズ研出身の私にとっては何時間あっても足りません。
平和、環境、ジャズ諸々。。。。深い話題です。
世の中は狭いようで繋がっているようです。
環境の仕事に携わっていると本物に出会う歓びはとても大きいのです。
裏返すと偽物が沢山だということです。
私は結果を残しているか否かを最大の判断材料にしています。
どんなに理想論を掲げても現実的でなかったり、実効性に乏しければ絵に描いた餅です。
アカデミックなものを活動の方針として最大限現場で活用するのです。
時間を無駄に議論に議論を重ねている場合ではありません。
懐疑論が跋扈したり、左とか右とか言っている程世の中は暇でも平和でもないのだと思います。
ピンでもやれるタフさがあるかどうか?
判断材料です。
誰か有名人を使ったり組織の傘の下でなければ何もできない人は信じないことにしています。
自分で頭が悪いからとか、境遇を楯に勝手に自分の枠を決めて努力をしない人も信じません。
だからこそ本物に拘り、現場に拘ってきました。
答えは常に現場に在るからです。
それをストラクチャー化するのが私の仕事です。
シエラレオネ。東ティモールの県知事。アフガニスタンの武装解除。
日本にこんな誇るべき人がいるのを知って以来是非お会いしたかったのです。
楽しい夜になりました。
夜もステーキと赤ワインを戴きました。
Merry Christmas!

甘酒もってアメリカへ

  • 2010年12月24日

Atlantaに来たらお約束通りArby`sです。

日本に進出してきた当初に神戸で始めて食べた時は
こんなハンバーガーがあるのかと思い驚きました。
中学生の時です。
この飛行場には、この一年で何度も来ました。
Wi-fiが繋がるのでいつも同じ席で仕事をしています。
チリの大地震が起こる4時間前にSantiago空港を離陸して辿り着いたのもこの飛行場でした。テレビのニュースを観てさっき通った高速道路が倒壊し、飛行場が崩れているのを観て驚きました。
今年の話しですね。
環境のコンサルタントは実に出張が多い仕事です。
投資銀行時代も毎月のように海外出張がありましたが、
現職は国内も飛び回りますし、海外は途上国の中でも辺境の地に行かなくてはならないことが多いです。
好きだからこそ続けられることですね。
健康な身体に産んでくれた両親に感謝です。

今回の旅の友には愛用している
ACEの頑丈なジウジアーロではなく
大容量のRimoreにしました。
そして時計はHamiltonのKhakiです。
とにかく丈夫。
そういえば昨年末も西ティモール近辺をぐるぐるしていました。
やはり長期の海外出張を効率よくするには年末年始を活用することになってしまいます。
インスタントの甘酒はコンビニで買って持ってきました。

  • 2010年12月22日


これは何でしょうか?


おー。鰻です。
横浜の名店 わかなです。
明治五年開業。
伝統の味はうな丼です。
どうも私の口にはこれがあうようです。
今日は幹部スタッフと昼食会でした。

お餅つき

  • 2010年12月22日

カーボンフリーグループのオフィスは1936年に建築された伝統ある日本郵船の建物の中にあります。
一階は博物館です。
今日は年に一度の入居者が集まってのお餅つき大会です。
入居者は廊下ですれ違っても皆さん挨拶するされるビルです。
海が目の前に広がっている横浜でも貴重な場所ですね。
今年は殆どのスタッフがお餅をつきました。
もう年の瀬ですね。

農業について考える

  • 2010年12月21日

先日Iターン就農された方とお話させていただきました。
プロジェクトヒューマン
こちらでご覧いただけます。
ご夫婦で頑張られている姿はとても励みになりました。
相当な覚悟と努力。見習いたいですね。

環境の仕事をしていると、農業についての話に触れる機会が多いです。
そして多くの若者が農業讃歌してきている風潮もあるのも理解できます。
食糧自給率向上が求められていますし、太陽の下で働きたい希望も分かります。
しかし余程の覚悟がないとつとまらないのが現実なのでしょう。
制度を変えなければお金を稼ぐ事がとても困難です。
社会起業家ブームになっていますが、安易に農業讃歌を煽るべきではないと考えています。
単純な話ですが一反で何俵収穫できるでしょうか?
そしてどのぐらいの価格で販売可能でしょうか?
どこまでの経済的なリターンの目線があるのかを事前に理解しておかなければ厳しいと思います。

無農薬減農薬による事の価格増にも限度がありますし手間の増大、自らの販路拡大。
ご家族の理解と協力が無ければ成り立ちませんね。
そうはいっても食の確保は大切なのは言うまでもありません。
今後株式会社化、棚田が多いという地理的な条件をも克服しての大規模化、輸出促進など民間レベルでもできる改革が必要なのかも知れません。
制度面でも指定された製法でなければ買い取らないような仕組みも変えていかなくてはならないのだと思います。
とても難題が多いのを理解した上で目指す人にはエールを贈りたいと思います。
ちなみに私は5年程一反の畑をつくりmy 耕耘機を保有しています。
小規模多品種ですのでお遊びですね。
日本においては完全自給自足はほぼ不可能だと思います。
一部分のみの自給でも精神的な満足は得られましたが、それよりも農業の厳しさの一端は少し学べました。