燃えつきたいと望むならば

  • 2011年02月20日

随分前に、金がなくなったり、命を危険に晒す事は何故か怖く無くなりました。
それよりも、社会的意義を見いだせなくなった仕事を続けることの方が怖くなった時に起業しました。

正直なところもう一歩も進めなかった。
自分にだけはウソをつけきれないものです。
20年近くどっぷりと浸かっていた業界から目立たないように静かに去りました。
一度しかない人生をもっとヒリヒリと生きてみたかった。
中年の危機というものかもしれないですね。
しかし渇いたものを潤す為には捨て去ってから踏み出さなくてはならない。
もがき苦しみ助けられて進まなければ見えない世界があるのでしょう。
以前読んだ沢木耕太郎の敗れざる者たちの中に「人間には、燃えつきる人間とそうでない人間と、いつか燃えつきたいと望み続ける人間の三つのタイプがあるのだ」と書いてありました。
いつかヒリヒリするような夏がくるのでしょうか?
私はいつかを待たずに次に向かいます。
次はアフリカ・モザンビークを予定しています。

今夜は満月でしょうか?
ジャカルタの夜を照らしています。

ティモール島より

  • 2011年02月19日

ティモール島のKupanから車で6時間程行ったNTT TTUという所にFood For Carbon Free Pilot Projectの敷地はあります。
何度も通った道ですが流石に長い道中は疲れます。
大型の4WDでなければ入っていけない程険しい場所です。
お湯も出なければタオルもない部屋。
この仕事を始めた当初は違和感がありましたが、今は全然無くなっている自分に少し驚きます。
どんな場所でも雨露が凌げれば寝られます。
学生時代にバックパッカーでアメリカ、インド、ヨーロッパと色々と回っていた事が随分と役に立っているようです。
現地では大勢の村人が出迎えてくれました。
このプロジェクトは1700名/340家族に恒常的な職と収入源を提供するとともに環境保全に貢献するものです。

随分と準備を重ねましたが昨年の雨期の豪雨により枯れてしまった木もありました。補植を行いました。予定本数よりも随分と多く生き残っています。
村人達の努力の成果です。


カシューの木とジャトロファが育つまでの間に、農作物を間に植えているのですが、豪雨でも生き残ったものを販売する事で生計はたてられたと報告を受けました。小さな子供。このプロジェクトが始まる時には未だ産まれていなかったはずです。
将来に希望を与え、この子達に学校に行く機会が提供できたのだと思います。
草すらも生えないような荒れ地が嘘のように緑に覆われ豊かな農地に生まれ変わりました。
この仕事を立ち上げてよかったなと改めて実感しました。
一歩前に踏み出すことにより救えたこと。小さいかもしれませんがゼロではないのでしょう。
その中には自分自身も含まれていたようです。

クパンより

  • 2011年02月18日

アジアを旅したことのある方はお分かりになると思います。
独特の匂い。そして喧噪。車のクラックション。人々のざわめき。
イスラム圏ですのでマイクでお祈りが流れ祈祷する人々が大勢います。
午前中は国連の所長とお打合せをしました。
本プロジェクト関係で訪問するは4回目です。

アジア人は麺が好きですね。私も好きです。ご飯や饂飩などの炭水化物ばかりをとっても沢山歩いて消費していた昔の人はとても健康体だったのでしょうね。
飛行機を乗り継ぎティモール島のクパンに到着しました。
大きな国なので時差があります。
この島にどれだけの日本人が毎年訪れるのかわかりませんが多分数十人程度なのではないでしょうか?
現在ホテルの部屋から波の音を聞きながらPCを拡げています。昨年まではインターネットはなかった部屋です。急速に進歩しています。
明日はここから車で5時間程に或るFOOD FOR CARBON FREE PILOT PROJECTの地に参ります。
村人1700名を20年以上に渡り支えるプロジェクトです。
みんなに会えるのが楽しみです。
http://www.wfp.or.jp/pr/detail.php?seq=285

ジャカルタ

  • 2011年02月17日

ジャカルタは雨模様です。ここ何年かの近代化は目覚ましいです。
見上げるような高層ビルに巨大なショッピングモール。
国土は日本の6倍。人口は2億4千万人。
空から観た千葉上空

空から観たジャカルタ上空

インドネシア映画の父と呼ばれた祖父が眠る街。
【スタヂオの屋根の下】
明朗と哀愁の立ちこめるところ―
白い手、白い顔白い吐息の三重奏の中にスタヂオマンの生活が、軽気球のように連繋されて流れている。
SFT―塵埃、人工光線、鎚鋸の音、
LOCAT―ON―汽車、レフレクタ !乗合自動車と―
  
そして 秋―
スタヂオの生活は、職務と時間を切抜けた人間をやるせない淋しさへ叩き落すのだ。
  
よく晴れた日―など・・・・・
オ−プンの車を飛ばして風景のいゝ場所へロケエシオンに出掛る事は颯爽たるカツドオヤの
横顔でもある―
  真蒼な空をよぎる真ッ白な雲の下腹の表現派構成。
  天高く馬肥ゆの秋
  濃緑こまやかな杉林の下なる渓流に、瀬音高く澄める水―
  
  岩陰の現場調べにさゝやかな小径を降りて
 渓流のふちに佇めば、遥かなる山の瑞れを、
 雲はちぎれゝて飛んで行く。
  素晴しいその移動風景―
  荘重なるその外貌―
  憂鬱な京都の街の印象―脳裏深く刻み込まれた灰塵の聯想―を、
 その蒼さ、その美しさが、匿うて流して、またあまりにも清澄すぎる―
  あゝ空飛ぶ雲―
  ボオドレエルの好きだった雲―
  爽凉の秋―
  葦の枯穂の揺れる此の街道筋には、稀に大原女姿の田舎びとのまばらに通るも見ゆ。
ー 日夏英太郎

たまには

  • 2011年02月15日

社長たまには食べ物の話しじゃなくて仕事の事も書いてくださいよー。国連や政府のお仕事もあるんですからー』というスタッフの眼差しを感じつつ仕事の話も書こうと思います。
バレンタインデー。愛を語る日。皆さんは如何過ごされましたか?
私は行きつけのバーにお邪魔しました。
いつもと変わりないですね。
愛を語るのは皆さんにお任せして私は酒を飲みにいきました。
しかも激しく降る雪の中でお邪魔しました。

ちょっとこんな日ですから普段飲まないお酒を戴きました。42年物のシングルモルト。12年物との差は歴然です。

そしてカンパリ。私はカンパリは余り好きではないのですが、30年物のカンパリが美味いというのでマスターに薦められていただきました。
美味い物ですね。色も熟すと変わるのですね。右が30年物。

今日は六本木、青山で顧客先を回り、午後は横浜でお仕事でした。
夜はボクシングジムで大量に発汗しました。
運動の後はタンパク質ですね。一人飯。

牛タンユッケ。つくね。麦とろ飯。


明日から国連とのお仕事でティモールです。インドネシアからアップします。

クエ

  • 2011年02月13日

いつもお世話になっている先輩社長F枝さんから「最高級のクエが入荷した」とのご連絡。嬉しいお誘いです。
早速ハマの名店にお邪魔しました。
ノレソレ


雲丹


玄界灘で活け〆された21キロの九絵そして肝

アン胆

クエ塩焼き

トロ

クエ縁側


ごちそうさまでした。
お腹減りましたか?
美味しいものを食べると気分が華やかになりますね。

モデルチェンジ

  • 2011年02月11日

普段遣いのカメラはCX2です。
28mm-300mm対応です。
凄いですね。一眼レフいらなくなっちゃいますね。
しかし最新は既にCX5です。
まだ一年しか経っていないのに凄い頻度でモデルチェンジしていますね。
望遠接写ができるのが気に入って使っています。
望遠接写の例です。

1cmの距離から撮ってフォーカスが手前にあります。
後ろはぼやけていますが。何が写っているでしょうか。
そうですMacBook Proです。買いました。
買ったというと必ず
「え``〜.買っちゃったんですか?もうすぐモデルチェンジするのに〜」と
のたまう奴がいます。
大概は右ストレートを一発かます気持ちを抑えて黙殺するのですが、今日は違いました。
サブ機での購入です。だからモデルチェンジしてもいいのです。
これで十分すぎるスペックを持っています。
私のMacBookは既に傷だらけです。
アルミボディーなのに大きな傷が沢山あります。
凹みやけずれが沢山あります。
この2年間で地球を2周ぐらい回り講演会は200回近くこなしてくれました。
実によく働いてくれました。頼もしい可愛い相棒です。
ラーメン屋でカバンがひっくり返って基盤をやられた時には病室に付き添いたくなったぐらいです。
だから新しく出るMacBook ProがAirみたいに軽くなったっていいんです。
どんなにハイスペックのものが同じ価格で来月出てきたっていいんです。

多分買うだろけど。

海に降る雪

  • 2011年02月11日

横浜は雪
今日のような天気の日には、私はBean Bootsを履いています。


先日の取材も模様を取材しました。いやいやちょっとスタッフに撮ってもらいました。明日は別の新聞社のご取材をうけます。有り難い事です。

昨日は一人インターンが半年の任期を終え急遽送別会を催しました。
とても頑張りましたね。社会に出て役に立てば良いのですが。
インターンとは本気で向き合います。叱りつける事もあります。叱る方もリスクをとっています。何も言わないのが一番楽だからです。こちらも精一杯ぶつかるから相手も精一杯向かってきます。そういう濃い関係だから当社の出身者はいつまでも当社と連絡をとり合う人達ばかりなのでしょう。
カーボンフリーグループで求められる事はとてもレベルが高く幅が広いのです。
環境についての知識は当然ですが、その他にコンサルタントとして必要な発想力、営業力、プレゼン技術の他に、web作成、SEO対策、動画作成、ブランディング、デザインセンス、マーケティング、会計、税務、財務全般、フレームワーク、戦略立案能力、英語力等多岐にわたります。
そして何より人脈形成の大切さを分かる人にならなくてはなりません。
相手が何を求めているのか、相手の立場になって考える事ができる優しさが無ければなりません。
未だに格好の悪いパワーポイントを使ってプレゼンするコンサルタントも存在はしますが、主流ではなくなっています。もっとビジュアル的にも美しいものを使いこなすことが自らできなくてお客様の要望にどうやって応えるのでしょうか。
とにかく日々精進。文献に常に目を通さなくてはなりません。
コンサルタントが勉強を辞める時は引退する時でしょう。
中々厳しいですがやりがいのある仕事です。

keep your head up

  • 2011年02月10日

地球の裏側の知人から連絡がありました。
以前私の講座を聴いた方が世界に飛び出したくなっていらしたそうです。
知りませんでした。
世界に飛び出せば自分が見つけられたり、何か世界の秘密が見つかるわけではないのでしょう。世界はそんなに簡単なものでもなく、自分の内面だけでも宇宙が広がっているわけで。しかし、みなくては分からないこともあり知らなくてはならない現実もあるわけで。貪欲な好奇心があるならばそれはそれで渇きを癒すべきで。世界を回って何かを知ったならば社会科見学で終わらずに行動に移してくれる人がひとりでも増えればよいなと。
どなたか分かりませんが頑張って。
Keeping your head up to the sky!
Keeping your mind stay alive,
Keeping your wings so we can fly,
Keep your head up, tonight!
Keeping your head up to the sky,
Are we could just rise up, tell me now?
Give me your wings so we can fly!
(micheal jackson)
昨日は商店街コンサルタントの木下斉さんと打ち合わせでした。
私の高校の後輩とは昨日まで知りませんでした。全国の商店街から絶大な信頼を得ている方です。分野は違いますが同じコンサルタントとしての姿勢に大変ヒントを頂けました。
変わった職業?ですよね。高校時代から全国の商店街を回ってきたそうです。現場をみないと分からないことが多いですよね。
しかし商店街の活性化を希望されている方々の人口はもの凄く多いのだと思います。木下さんならではのお話。機会を皆さんにもご提供できるよう準備致します。ご期待ください。
環境も経営も現場をみなくては何一つ始まらない。
私は次の旅の支度に入ります。

海洋緑化

  • 2011年02月08日

小職が副理事長をしている(社)海洋緑化協会のシンポジウムを開催します。
無料です。
(明日の神奈川新聞に掲載予定)
日本は膨大な面積保有国です。そのように申しあげると?????となります。
しかし排他的経済水域の面積は世界6位です。
日本独自の温暖化防止対策があっても当然だと思います。
地球の大きな二酸化炭素吸収源でもある海。
現在機能不全が叫ばれています。
海洋緑化 OCEAN GREEN
その可能性を模索します。
【セミナー情報】横浜港、海の水質改善シンポジウム「鉄炭ダンゴと海洋緑化」
一般社団法人海洋緑化協会が主催する、横浜港、海の水質改善シンポジウム「鉄炭ダンゴと海洋緑化」が、2011年2月12日土曜日に横浜市の日本丸訓練センターにて開催されます。
植林活動など、地上の緑化は既に様々な活動が実施されておりますが、これに対し海の緑化活動はあまり周知されておりません。
先進的な取り組みについてご紹介致します貴重な機会なので、ぜひご参加くださいませ。