トローリング

  • 2008年11月03日

沖合の仲間から緊急連絡が入りました。
凄い大きな魚に仕掛けを持っていかれたというのです。
今日はアウトリガーカヌーでトローリングをしています。
どうせ蛸壷にでも引っ掛かったのだろうと陸地にいる者たちは電話ごしに囃し立てます。
話をきくとどうやら本当のようです。
この時期にはいなだかメジマグロがかかったに違いありません。
連絡を受けて私はすぐに釣り具やでトローリング用の仕掛けを用意しに向かいました。
船が戻って来るまでに30分ありません。
トローリング用の仕掛けは独特で飛行機と呼ばれる天板で海面にさざ波を立てます。
その天板から擬似餌を垂らしながら航行します。
曇りの朝早くは特に釣れます。
急いで仕掛けを作り戻ってきた仲間に渡します。
彼らはもう一度海に出ていきました。
先日大阪の講演会でお会いした参加者の複数の方から伺ったのですが今年は大阪湾でマグロが採れるそうです。
海流が変わってきています。
海水温度が明らかに上昇しています。
その速度は場所によっては気温の上昇よりも早いそうです。
沖合に戻って行く船を見送りながらいつまで美しい自然を後世に残せるのだろうかと不安になりました。

今晩は仲間が釣った魚で晩酌といきたいものです。