ベジタブル

  • 2007年11月27日

小さな畑を7年ほどやっているせいだろうか。野菜にはちょっと詳しい。個人で畑をやる人はみんな少量多品種で栽培している。小生も様々な種類の野菜を100坪ほどの小さな畑に植えてきた。小生はベジタリアンではない。というより肉食獣に近い。野菜を育てるのが好きなのである。わずか数か月で生命の誕生と終焉を見ることができるのが好きなのである。

ちょっと前の話になるが、国境なき医師団のNYでの2週間ほどの合宿に参加させていただいた。ノーベル平和賞を99年に受賞したフランス発祥の国際的NGOである。NYといってもマンハッタンからは2時間以上車で北上したど田舎である。携帯も通じない。ウサギやシカが我がもの顔で徘徊していた。施設内からは一歩の出れず毎日13時間にも及ぶ研修であった。会計・人事・病原菌についてなど様々なことを学べた。しかし、研修で一番苦しかったのはベジタリアン食しかなかったことだ。しかもVeganといわれる、卵も乳製品も一切だめなのである。3食ともである。牛乳だと思ったら豆乳だし、牛肉だと思ったら豆腐だった。やはり味にパンチがない。それでも数日するとだんだん慣れてきておいしくいただけるようになった。なんだか気持も穏やかになったような気がした。身体も浄化されるかの如く清らかになったような気がした。あくまで思っただけだが。頭の中では何でメガマックを喰ってこなかったんだろう、ウイスキーボトルを忍ばせて持ってこなかったんだろうなどとばかり考えていた。帰国後焼肉屋に直行したのは言うまでもない。
前置きが長くなったが、そろそろ忘年会シーズンで皆さん外食が多くなるだろう。
やっぱり野菜を食べなくちゃ駄目ですぞ。
ワンプレートに乗せて食べる。毎食同じようなメニューだった。