海岸沿いを走る。 きらきらと光る海面を見ながら走っているのだが、言い知れぬ漆黒に追われるような気持ちが抜けない。何故だろうか。 南極に行く前に少しは体を鍛えておかなければならないと思っていたのだが。 海に手を浸し、顔を洗う。少し疲れたのだろう。 薪ストーブの前に陣取り体を暖める。 伊集院静の乳房を読む。 3杯目の珈琲。 少し水腹。