環境時事

  • 2011年08月12日

再生エネルギー特措法案修正協議では、再生可能エネルギー買い取り価格の第三者機関による決定や、鉄鋼業など電力消費量の多い産業への負担軽減措置の修正が図られて3党合意に達したそうです。
これで以前ブログに書かせてもらった政府案における課題点は幾つかクリアできたことになります。しかし料金の引き下げに向けての発送電事業分離などは今後大きな課題として残るでしょう。24日には公債法案が成立する見通しです。
今日も東電本社前では福島県の農林水産業関係者3000名がデモ行進を行ないました。
悲痛な叫びです。暑いのにご苦労様です。
デモは法的に認められた活動です。ご承知のように表現の自由としての保証は受けられます。そのかわり申請をして決められた範囲を行進するなどの制約は受けることになります。
しかし数日前に若者たちが行なったトラックの荷台に音響設備を載せ警官の指示を無視した大音量での東電前でのライブなどは近隣の迷惑を顧みない行為が例です。ルールを無視したデモが増えてくると、制約を守って行動している人々にも迷惑が掛かってしまいます。手段は吟味しないとならないですね。
京都五山の大文字で陸前高田市の松を使う計画は一転して断念されたそうです。松から放射性セシウムが検出されたからです。震災直後から陸前高田市を被災地支援ボランティアとして訪れていたので哀しい気持ちになりました。
今日一日だけをとっても環境を取り巻く状況がめまぐるしく変わっていきます。
一歩でも良い方向に進んで行ってほしいものです。