出会い

  • 2007年10月04日


ブログの初っ端から酒の話題とは我ながら如何なものかとは思いつつも、昨日もとてもいい出会いがあったのでの書かせていただくことにする。
学生時代の友人の伝で、某大手メーカーの環境部門の方とお会いすることができた。自由が丘の和食屋「かまくら」で杯を傾けた。海外に長く住まれていた方で、考え方が合理的であるにもかかわらず人情溢れる語り口に吸い込まれるように話にのめり込んだ。日本の大企業でも環境問題に具体的に取り組んでいる姿勢と、どのような作業をされているかを伺うことが出来た。勿論差しさわりのない範囲内の話ではあるが、とても貴重なお話であった。もう20年近く前になってしまったが、大学院で会計を学んでいるときの、学生の一番人気の論文題目は環境会計であった。先進的な企業は80年代前半から環境会計を導入しているが、MFCA(マテリアルフローコスト会計)を実践している企業は今日でも少ない。管理会計手法のひとつで、「負の製品コスト」を把握することにより、環境負担低減とコストダウンの追及ができる手法である。今後の手本になるであろう取り組みである。環境問題に取り組むときにどうしても避けては通れないことはそのコスト負担である。高い理念と熱い想い。企業戦士に兎角失われがちな大切なことを、穏やかにしかし着実に、行動に移されている方と知り合えたのは財産であると思う。ついつい深夜まで話し込んでしまった。