Oyster Night

  • 2008年10月04日

リクロウ君のブログを読んで無性に牡蠣が食べたくなりました。
リクロウ君は食べ放題にもかかわらず11個しか食べられなかったそうです。
どう考えてもおかしい!
そのぐらいであれば辛口の冷やした白ワインと一緒であれば気がついたら食べてしまっている程度の量のはずです。
それでもリクロウ君は
『そんなに食べれませんて。やってみてくなはれ』などと申す。
いいじゃないですか。やってみましょう。
スタッフ全員に『今日は牡蠣食べに行こう。おごってやるからな。いくらでも食べろよ』
と威勢よく誘ってみました。
ふふふ。老練な私には秘策がありました。
先週事前に店の前を通って食べ放題なのを確認済みなのであります。
若者たちの獰猛な食欲を満たすためには食べ放題飲み放題以外あり得ないのであります。
しかも金曜日の夜です。
当日の朝誘ったので、間違っても全員参加などあり得ないのである。
「私は行きます~」「俺も行きます」と非番の者まで参加したいとの申し出がすぐにきました。
結局全員が参加することになりました。
そういえば我が社は結束の強さと乗りのよさが自慢であったのです。
こういう時には遺憾なく発揮されます。
まあ食べ放題飲み放題ですから。上限は知れています。
早速予約をいれました。
「先週でそのコースは終了しました」
「へっ??????」
どうやら事前調査が甘かったようです。
九月限定のスペシャルイベントだったようです。
頭の中はフル回転です。
「ここでやっぱりやめよう」と言えば「たべものの事で小さいなー」等と求心力が落ちるのは不可避です。
素早く再計算します。年齢とともに体は鈍くなりますが、こういったことには頭の回転は速くなるものです。
普段からどんぶり飯3杯はいけるリクロウ君で11個であれば一個500円x11個となり人数をかけても大したことにはなりません。ふふふ。我ながら老練である。
ちょうど赤レンガ倉庫からドイツ民謡が流れてきました。そういえばOctoberfestが始まったのです。これは強くお勧めです。
「牡蠣の前に赤レンガでビールひっかけてから行こうよ」とスタッフを誘い出します。
ご存知でしょうか?
ドイツにはグラスに線が引かれておりその線を下回ることは許されていないのです。
つまりなみなみと注がれている大きめのグラスを一人一杯飲まなければ牡蠣にはありつけないのです。
このときほどドイツが好きになったことはありません。
「うまいっすねー。おおきいっすねー」と既に戦闘モード口調になっているスタッフにたらふくビールを飲まします。
これが私の綿密な計算に基づいた計画だということは素直なスタッフ達は気が付いていません。ふふふ。
横浜の海が見渡せるレストランにいざ出陣です。
「さあいっぱい食べよう」と社長らしく振舞います。
始まって15分も経たないうちに異変に気が付きました。
「おかしいなあ。この前は食べれなかったのになあ。今日はいくらでもいっちゃうなあ」と15個目をほおばるリクロウ君。
「生牡蠣初めて食べました。うまいっすねー」とイーファン。
獰猛な食欲ではなくもはや暴力的なレベルまで達していました。
情け容赦などありません。
山となって積まれる牡蠣殻。
ははは。飲むっきゃないですねー。
みんな一体どれぐらい食べたのかな?
というわけで、今日も社長は沈してしまいました。とほほ。