お散歩三日目

  • 2007年12月15日

残念ながら今日もいい天気である。土曜日も働いている小生にとってはちょっと恨めしい。中華街まで歩いて食事に出かけた。今日のお供はライカM3である。1955年製造。メンテナンスをきちっと行えばまだまだ現役である。以前シカゴの飛行場でこれは何だと引っかかってしまったことがある。こんなカメラがまだ使えるのかと聞かれた。余計なお世話である。十分使えるのである。フィルムはコンビニで売っているFUJICOLORヴィーナス400。リバーシブルタイプではないし、CDに焼いてもらったのも写真屋さん45である。銀塩カメラでもCDに直ぐに焼いてもらえるから、ブログで公開するのも楽である。
レンズは35mmのみ。ちょっと画質が粗くなってしまったが、赤味がきれいに出て、結構いい絵が撮れる。












朝刊

  • 2007年12月15日

弊社は政治的、宗教的に中立である。環境問題を取り扱っている会社であるから、特定の企業からの協賛も受けていないという徹底ぶりである。特定の企業からバックアップしてもらえば、資金的な面は楽だろうし、宣伝効果もあるだろう。しかしそんなことよりも何よりも中立性を保つことに腐心しているのである。代表の私も偏りはないつもりである。困ったことがあると「神様、仏様、キリスト様、アーラー様、チェホンマン様」と知っている神様の名前は全部挙げるし、酒を飲むときも、ビールの次は、日本酒、焼酎、ウイスキーと偏らないようにしているのである。
弊社は中国内蒙古での植林を行っている。その関係で中国との関わりはとても強い。心を痛めている事がある。南京問題である。ちょうど70年前の12月におこった南京事件の様子は、2年がかりで改装された大虐殺記念館で一般に公開された。反日感情の悪化が心配だ。節目の年であるからか、新聞や雑誌で盛んに取り上げられているからどうしても目にしてしまうことが多い。

あえてブログに書くことではないので詳細は割愛するが、本日の朝日新聞の社説は言い得て妙であった。最近の虐殺自体の存在を否定する風潮を暴論だと糾弾し、三十万人といわれた犠牲者数の実証は研究者に任せるべきだとの主張である。朝日新聞に対しては否定的な見方を持つ人は多いが個人的に小生はこの意見については賛成である。犠牲者の遺族の感情を一時でも考えたならば、専門家でもない知事が「虐殺などなかった。中国のプロパガンダだ」などと叫べるだろうか。『日本の論点2008』は2900円もするが小生の知識を補うのに役に立っている。何故大韓帝国を無理やり消滅させて朝鮮合併を36年間も続けたのか?日本の倍の大きさもあった満州とはどこにあったのか?(ちなみに内蒙古の東は満州の一部であった)オーストラリアを空爆した背景は? 
是非については別の議論とするべきである。歴史とは単に史実をきちんと伝えることだ。教科書で現代史の占める割合は極端に少ない。諸説があるのであればすべて書けばよい。歴史や格言から学びたいことはたくさんある。しかし、史実を伝えていない教科書から何を学べばよいのだろうか。