Summer Vacation

  • 2008年08月10日

ハワイが好きな人は多い。私の住む湘南にはハワイ好きが本当に多い。
私も夏休みを取りたいなとは思っているのですがどうなる事やら。
いつかゆっくりと遊びに行きたいものです。
これほど愛されているハワイですが、実はハワイ王国と日本とのかかわりを知らない人は意外に多いようです。
明治政府は1881年にハワイ王国の方から日本との連邦化の提案を受けていました。
赤坂離宮で明治天皇とハワイ国王が会談した際に幾つかの提案があり、その一つが姪のカイウラニ王女と依仁親王との縁談があったのです。
日本政府は国力増強に努めている明治新政府にはそこまでの余力はないとして表向きは断ったのですが、当時の日本はアメリカとの対立を避けるために断ったのが本音なのでしょう。
その12年後の1893年にハワイ王国は滅亡しました。
アメリカの軍艦ボストンが宮殿に砲口を向けて、あのアロハオエを作ったリリウオカラニ女王を幽閉して、王制を廃止させました。
日本政府は巡洋艦浪速と金剛をホノルル港へ派遣し、軍艦ボストンを挟み込んで停泊しました。
浪速の艦長であった東郷平八郎は米国の行動に対して毅然と抗議の姿勢を示しました。
私にはハワイ王国が日本と連邦を組んでいた方が良かったのかどうかはわかりません。
歴史しか証明するすべはないはずです。しかしNoと言える日本の外交がその昔ハワイで繰り広げられていたのです。
夏休みをとれない私は平和の祭典オリンピックのテレビ鑑賞でもすることにします。
その裏側で、グルジアではとうとう戦争状態に入りました。
ピーチン首相は北京からそのまま隣の北オセチア共和国に飛びました。
CNNではすでに瓦礫と化した州都を報道しています。
いつになれば紛争が世界からなくなるのでしょうか?