透明度10m

  • 2011年12月12日

冬になると海の透明度が増します。
昨日はアウトリガーカヌーを漕ぎにBEACH HAYAMAに行きました。
富士が近くに見えます。
海の透明度は10m近くあります。
うねりはそれほど高くありません。

水温は15度前後。水の中の方が暖かいです。
海で漕ぐ楽しさを表現するのは困難です。
日射し、波の音、海からみる山々。
心と身体を整える大切さ。

日が暮れるのが早くなりました。
綺麗な夕焼けでした。
星が輝いています。

COP17閉幕に寄せて

  • 2011年12月12日

報道されている通り土壇場で194カ国の代表団が合意しました。
*京都議定書の13年から17年までの5年間の延長。
*2015年までに新枠組みに合意し、2020年の発行を目指す。
*削減義務を拒否した米国と削減義務がない中国・インド・韓国なども義務的に参加。
鳩山内閣が「2020年までに1990年比で25%削減」と世界に向けて発表したのは僅か2年前です。勿論中国、インド等の参加を前提にしていますが、それらの国々は新枠組みには参加することになっています。
議定書に基づいて削減義務のある国の温室効果ガス排出量は世界の排出量の4分の1しか占めないことは事実ですが、京都議定書を制定する前から予測できた上で批准した経緯があります。それ以外の方法があるなら別ですが、有効な代替案がないのが現状です。
そして各国の国益を譲るところは譲った上で「地球規模」での温暖化対策を実施する為に多くの国々が初めて手を結んだ最初の一歩としてスタートしたのが京都議定書です。
問題はどこで譲るかのカードを用意する事ができるか否かだったと思われます。
現実問題として震災復興、長引く不況等日本が抱えている問題は深刻です。
それでも途上国を説得する代替案が提出できず、自国においては地球温暖化対策基本法案も宙に浮いた状態。そして経済的な自国の負担が大きいとの声をそのまま反映した反対意見貫いてしまったのは国際的に大きな批判を集めてしまったのは残念な事です。
現実問題として、13年以降の排出削減のための法的拘束力がなくなる「空白期間」を回避すべきだと思います。
延長期間にも、新枠組みにも参加することをもう一度検討する必要があると思います。
その反面明るい具体的な話も進んでいます。
京都議定書だけが温暖化対策ではありません。
温暖化を防ぐ有効な方法を進めていくことができれば、京都議定書にかかわらず目的は遂行できた事にはなるわけです。
例えば日本独自の削減方法が急速に発展しています。
国内産のクレジットは1000件を突破し、しっかりとした制度が運営されています。
また二国間クレジットも日本がイニシアティブをとって進めているものです。
日本の優れた省エネ、温室効果ガス削減技術を輸出し、経済と環境の両立を図るブルーエコノミー戦略がとれれば、世界の模範となる事も夢の話ではないはずです。
空白期間を充実した温暖化対策を実施する事が残された選択肢になるでしょう。