農業について考える

  • 2010年02月04日

残念ながら現代の農業は温暖化ガスの大きな排出源になっています。勿論食生活を守る為であり、悪意を持って排出している訳ではないのですが数値が非常に大きいのが実情です。
IPCCによると12%以上であると指摘しています。
フードマイレージは良い考え方だとは思いますが、近場だからといって健康に良いものだとは限らないのが実情です。
CO2という側面だけで環境を語る事は危険です。
近場でそしてきちんと環境/健康に配慮されたものでなければフードマイレージの根幹は揺らいでしまいます。
最近農業の話題が多いのですが、有機農法や無農薬減農薬栽培は大変な労力を伴います。
それでも支持されるのは現代農法について様々な見方が増えてきているからなのでしょう。
昨日、日本経済新聞にも掲載された、当社も協力させていただいております農業技術開発 アニス様の手法は大きな一手になるのではないかと信じています。
環境問題は煽るものではありません。危機を認識した上できちんとした効果が高い方法を同時に示さなければなりません。
土壌の炭素貯留量は巨大です。
泥炭地の開墾や燃焼は温室効果ガスが大量に発生します。
一般的に合成肥料を製造するのには大量の二酸化炭素が発生してしまいます。解決策はあるのでしょうか?
アニス農法は大きな貢献があるでしょう。
そして別の方法としてバイオ炭の将来性はとても大きいと思います。
きちんとした製法に則れば多量の炭素を固定化する事ができ、そして土壌の質を改善する事に貢献できます。
私も日本バイオ炭普及会の会員として実証から促進まで様々な活動を展開していきたいと考えています。