ブエノスアイレス午前零時

  • 2010年02月13日

名曲の名前にちなんでブエノスアイレス時間で午前零時に書いています。
ちょうどタンゴの第一幕が引ける頃です。
何故か無性に訪れたかった街です。
タンゴを踊りたいと思った事は無いのですが、響きが何とも惹かれるものがあります。哀愁が漂っていてとても大人の淫微さを感じさせます。


とても大きな街です。人口およそ300万人。
今日は一人で街を歩き夜にはタンゴを観に行きました。
ブエノスアイレスのマリアという曲が気に入りました。
とても官能的でした。男と女の情熱的な出会いと別れの繰り返し。悲哀に満ちた街は南米のパリと呼ばれるのも頷けるものがあります。

官僚たちの夏

  • 2010年02月13日

日本の反対側に到着しました。
南米は夏です。
夏と言えば官僚たちの夏(城山三郎)を読みました。
天下国家の為に全力で働く官僚たちの姿が描かれている名作です。
仕事柄経済産業省、環境省、農林水産省を中心に出入りさせていただいています。
普段接する彼らの多くが実に聡明でかつもの凄いハードワーカーです。
民間に入ったらどれだけ上にいくのだろうかと思う人材が沢山います。

同じく仕事柄多くの議員にお会いする機会がありますが、彼らの多くは官僚に太刀打ちできないのではないかと思います。
風を読む老練な政治手腕だけではもはや対応は出来ないのだと思います。
脱官僚が盛んにメディアに取り上げられていますが、その意義をきちんと伝えなくてはならないと思います。
根本的な事ですが官僚は大臣に雇われている訳ではありません。
国家に雇われている訳です。
大臣もまた国民に選ばれている訳です。
きちんと国民の声が反映するように改革が進む事が望まれています。


文藝春秋に渡辺喜美さんの「わが第三極宣言」が掲載されたので早速拝読しました。
お会いした時にお話される内容が中心でしたがやはりものすごい勉強量に裏付けされているからこそ核心を突く事ができるのだと感じました。
きちんと議論を積み重ねてきた経験に裏打ちされた言葉は重たいですね。
コンサルタントとしてその姿勢は勉強になります。